一夜作り伝説

武雄多久

鬼の鼻山(佐賀県多久市)

おにのはなやま標高435mの山東の山頂が額に、西の山頂が鼻に見えることから名が付いた(地名の由来)このあたりを荒らし回っていた鬼は「日本一の山を築きたい」と願っていて、天山の神は「一夜で山が造れたら村を差し出す」と約束した鬼は一夜で山を築こ...
武雄多久

鬼の岩屋(佐賀県太良町)

おにのいわや多良岳山頂付近にある、巨石が積み重なって出来たもの多良岳に鬼が棲んでおり、麓に下りては悪さばかりするので太良嶽明神が戒めたが、全く改心しなかったある時鬼が岩屋を造りたいと言い出したので、明神は一晩で造れたら許すとした鬼があと一息...
佐賀鳥栖

千栗八幡宮(佐賀県みやき町)

ちりくはちまんぐう郡司(豪族)の壬生春成が猟で矢を放とうとした瞬間に弓に一羽の鳩がとまったその夜夢で老翁が現れ、その地に八幡神を祀るよう夢告し、1000個の栗の実を与えた翌日その地に1000本の栗の木が天地逆に生えている(一夜作り伝説)のを...
四万十足摺

大師一夜建立ならずの華表(高知県土佐清水市)

だいしいちやこんりゅうならずのとりい足摺七不思議の一つ空海が一夜で鳥居を造ろうとしたが、天邪鬼が鶏の鳴き真似をしたため、そのまま放置したもの(一夜作り伝説)『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.83日本伝承大鑑:高知県土佐清水市 足...
奈良宇陀

飯降淵(奈良県宇陀市)

いぶりがぶちかつては淵であったが、ある時おむつ(肌着)を洗った(不浄)ため、一夜で隆起して高台(丘)となった(一夜作り伝説)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.83奈良県宇陀市 室生向渕
川越飯能

鬼鎮神社(埼玉県嵐山町)

きぢんじんじゃ鬼が祭神のため、節分では「福は内、鬼は内、悪魔外」の掛け声で豆をまくある刀匠の弟子が娘を嫁に欲しいと申し出たため、刀匠が「一日で百振り刀を打てれば嫁にやると」と約束した弟子はすごい勢いで刀を打ったが、その途中で鬼の正体を現した...
西毛

ひともっこ山(群馬県高崎市)

ひともっこやま上野と駿河の天狗(巨人)が、どちらが一夜で高い山を造れるかを争った(一夜作り伝説)上野の天狗は榛名湖となる場所を掘って榛名富士を造ったが、途中で一番鶏が鳴いてしまった最後に運び上げた土がこぼれ落ち、榛名富士の隣に小さな小山が出...
北毛

大峰沼(群馬県みなかみ町)

おおみねぬまある長者が、田畑の水利に大峰沼の水を引いてくれる者に娘をやろうと告げると、ある若者が名乗り出た長者は魔性と疑い、娘の笄(装身具)を渡して、これを使って一晩で掘り抜くよう命じた若者が夜明け前に掘り抜きそうになったため、長者は鶏の足...
石見

蟠竜湖(島根県益田市)

ばんりゅうここの一帯に広大な田を持つ斎藤忠右衛門という長者がおり、毎年1日で田植えを済ますのが恒例であった万寿3年(1026年)、猿回しに見とれて田植えが遅れたため、長者が扇で太陽を呼び戻して済ませた(日招き伝説)その夜暴風雨と津波で田や屋...
石見

野山岳(島根県浜田市)

のやまだけ素戔嗚尊の家臣と名乗る大山祇命という巨人が糞をしたものが山となった(一夜作り伝説:糞尿譚)この伝説により、別名・大糞山(おおぐそやま)と呼ばれるそのため肥料をやらなくとも作物がよく育つとされる(作物の俗信:実際は玄武岩が土となって...