一夜作り伝説

大鳥大社 千種の森(大阪府堺市西区)

おおとりたいしゃ ちぐさのもり和泉国一之宮日本武尊の御魂が変化した白鳥がこの地に降り立った(創建伝説)その時、一夜にして種々の樹木が生えて叢林となったことから“千種の森”と呼ばれる(一夜作り伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p....
奥能登

大蔵神社 一夜塚(石川県輪島市)

おおくらじんじゃ いちやづか老婆が浜辺(浜海岸)で金色に光る御札を見つけたが、その後祟りが起こった(祟る物)一夜にして出来た丘とされる一夜塚(一夜作り伝説)の上に社を建て、御札を祀った『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.14...
能登南

嶽神社(石川県七尾市)

だけじんじゃ祭神は、鰀(えのめ=エイ)に乗ってこの地に来たとも、この地で退治したとも伝わる(創建伝説:地名の由来)神社のある丘は天狗が造ったもので、村の者が早起きしたために担いでいたもっこを投げ棄てて出来た(一夜作り伝説)『日本の伝説12 ...
加賀

若宮八幡宮(石川県白山市)

わかみやはちまんぐう2つの日輪(太陽)が現れたためそれを射るよう、鎌倉将軍の命が富樫氏(武家)に出た家臣の山上新保介(武人)は鶴岡八幡宮に参籠して霊夢を得て、一方の日輪を射落とした夢告]に従い、一夜で森(叢林])が出現した地(一夜作り伝説)...
備北芸北

雄橋/雌橋(広島県庄原市/神石高原町)

おんばし/めんばし帝釈峡(渓谷峡谷)にある、石灰岩で出来た天然の橋(奇岩怪石)帝釈天に命じられ、陰陽2匹の鬼(鬼神)がそれぞれ一夜で完成させた(一夜作り伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.118広島県庄原市 東城町帝釈未渡(...
安芸

生城山(広島県東広島市)

おうぎやま聖武天皇がこの地に遷都しようとしたところ、その中央に一夜にして土地が盛り上がって山ができた(一夜作り伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.73広島県東広島市 志和町志和東
名古屋

龍泉寺(愛知県名古屋市守山区)

りゅうせんじ最澄が熱田神宮に参籠していた際、龍神のお告げを聞いて多々羅池で経を上げると、池の龍が昇天した龍の昇天の後に残された馬頭観音を本尊とする空海が熱田神宮に参籠していた際、熱田の八剣のうちの三剣(刀剣)を埋め納めた多々羅池の龍王が一夜...
豊前国東

佐田京石(大分県宇佐市)

さだきょういしストーンサークルやメンヒルと推定される、巨石からなる古代遺跡神々が100個の巨石を天から降らせて都を造ろうとしたが、99個で米神山の神に阻止された(一夜作り伝説)石の上にうまく立てると、京の都が見えるといわれるそばにある米神山...
豊前国東

熊野磨崖仏 鬼の石段(大分県豊後高田市)

くまのまがいぶつ おにのいしだん熊野磨崖仏への途中にある階段人肉が食べたい鬼が、一夜で石積みの階段を造れば許されると約束された約束した神は夜が明ける前に鶏の真似をして、鬼は99段で断念した(一夜作り伝説)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川...
臼杵佐伯

菅尾石仏(大分県豊後大野市)

すがおせきぶつ国の重要文化財である5体の磨崖仏6体の石仏を一夜で造ったら人間一人を与えるという神との約束で鬼が造った5体出来たところで、神が鶏を鳴かせ、鬼は途中で造るのをあきらめた(一夜作り伝説)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p...