一夜作り伝説

大分別府

鬼の九十九塚(大分県由布市)

おにのつくもづか人を害するようになった鬼に対して、神が100基の塚を一夜で造れたら好きなようにしてよいと約束夜が明ける前に99基造ったために、神は鶏の鳴き真似をして、鬼との約束を阻止した(一夜作り伝説)現在も数多くの塚とされるものが存在する...
大分別府

西寒多神社 鬼の歯形石(大分県大分市)

ささむたじんじゃ おにのはがたいし豊後一之宮の西寒田神社境内にある鬼が2つの山に一夜で石橋を架けようとしたが、失敗した(一夜作り伝説)失敗した鬼は、悔しさのあまり石にかじりついた(痕が残る石)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.1...
西讃

銭形砂絵(香川県観音寺市)

ぜにがたすなえ寛永通宝(貨幣)を模した、砂で出来た絵画藩主の生駒高俊(大名)が巡察する際、歓迎の意を示すために村人が一夜で造り上げた(一夜作り伝説)これを見ると金に不自由しないといわれる(金運)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.7...
西讃

本山寺(香川県三豊市)

もとやまじ四国八十八ヶ所霊場の1つ国宝の本堂は、木ごしらえをして材木をここへ持ってきて空海が一夜で建てたとされる(一夜作り伝説)長宗我部軍の侵攻を止めようと住職が斬られたところ、脇侍の阿弥陀如来像(仏像)が血を流した(血の怪)ため、本堂を焼...
西讃

八百比丘尼の塔(香川県三豊市)

やおびくにのとう八百比丘尼がこの地を訪れた時に建てたとされる石塔空海が一夜にして建てた石塔との別伝もある(一夜作り伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.67香川県三豊市 高瀬町下勝間
村山

谷地中の石鳥居(山形県天童市)

やちなかのいしどりい別名「弁慶の一夜造りの石鳥居」(一夜作り伝説)弁慶が一夜で鳥居を造ろうとしたが、一番鶏が鳴いたため、中断した笠木も貫もなく、柱だけが立つ『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.55山形県天童市 川原子
北信

一夜山(長野県長野市)

いちやさん鬼無里の里に遷都しようとしたところ、鬼女(巨人)が妨害のために里の中央に山を一夜で築いた(一夜作り伝説)怒った天武天皇は、阿倍比羅夫を派遣して鬼女を退治させた(化け物退治)それまでは水無瀬村と呼ばれていたが、鬼を退治したので「鬼無...