不浄

行田春日部

毛長神社(埼玉県草加市)

けながじんじゃ御神体は女性の長い毛髪であったが、不浄のものであるとして流し捨てたとされる御神体の髪の毛は素戔嗚尊の妹姫のものであるともされる御神体の髪の毛は近くに住んでいた長者の娘のもので、長さは33尋(約6m)あるとされる娘は川向こうの家...
中毛

村主の泉跡(群馬県前橋市)

すぐろのいずみあとこの湧水は酒が湧くため、村人は毎日飲んで仕事をしなくなったある者が馬の轡を投げ入れると、不浄のためただの水となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.46群馬県前橋市 泉沢町
東毛

忍山温泉跡(群馬県桐生市)

おしやまおんせんあと桐生氏と由良氏が戦った時、不具の馬を殺して桐生城主(戦国大名)の愛用していた温泉に投げ込んだこの不浄のため温泉が冷泉に変わってしまった昭和時代まで温泉宿があったが、現在は廃墟となっている『日本の伝説27 上州の伝説』(角...
東毛

白瀧神社 降臨石(群馬県桐生市)

しらたきじんじゃ こうりんせき七夕の日に天から降ってきたとされる巨石石にある小穴に耳を当てると、中から機織の音がする不心得者が土足で石に登ったため(不浄)、音が聞こえなくなった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.12日本伝承大鑑:...
和泉

馬子塚古墳(大阪府岸和田市)

まごづかこふん摩湯山古墳の陪塚かつてこの地に温泉があったが、通りがかった馬子が馬蹄を洗って汚したため(不浄)、怒って摂津有馬へ飛んでいった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.51大阪府岸和田市 摩湯町
西三河

六所神社(愛知県豊田市)

ろくしょじんじゃ文政8年(1825年)、六所神社の舞台を改築した際、壁塗りの土をこねる時に便所桶に入れた水を使った踊りの稽古の夜、3日続けて怪異が起こり(怪火・音の怪)、最後に異形のものが姿を見せた(神威を見せる)神への不浄を咎められたと認...
西三河

鶏石(愛知県豊田市)

にわとりいし村の開拓者が朝早く耕作していると鶏の鳴き声が聞こえたので行ってみると、巨石から鳴き声が聞こえた(喋る石)村の者も鳴き声が聞きたいと朝早くから外に出て働くようになり、村はますます栄えた(教訓譚)ある者が汚れた下着を石の上で乾かした...
日田竹田

御池・空池(大分県竹田市)

みいけ・からいけ中岳(山)の火口跡が池になったもので、御池には水があるが、それよりも低い位置にある空池には水がない空池の方で猟師が鉄砲(鉄砲火薬)を洗ったため(あるいは刀)、不浄を嫌って水がなくなったあるいは不浄を嫌って、空池の水が御池へ移...