五輪塔

中毛

宝珠寺 俵藤太の墓(群馬県伊勢崎市)

ほうしゅじ たわらのとうたのはか俵藤太(藤原秀郷)を祀る五輪塔で、火輪と水輪の間に小さな白蛇が棲み、火輪が割れて以降いなくなった五輪塔に生えた苔を煎じて飲むと、どんな疫病でも治るとされる(病気平癒)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)...
中毛

極楽寺 常盤御前の墓(群馬県前橋市)

ごくらくじ ときわごぜんのはか寺伝では、源頼朝が母のために建てたとされる五輪塔常盤御前は、息子の義経を追ってこの地まで来たが、何者かの襲撃に遭って亡くなったと伝わる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.45群馬県前橋市 亀里町
佐渡

大安寺(新潟県佐渡市)

だいあんじ佐渡代官を務めた大久保長安(幕臣)が創建、逆修塔が置かれる長安の前任の初代佐渡代官・河村彦左衛門供養の五輪塔もある『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.65新潟県佐渡市 相川江戸沢町
佐渡

やせが平磧石五輪塔(新潟県佐渡市)

やせがだいらせきせきごりんとう阿新丸を救った大膳坊(行者山伏)を石子詰めにして処刑した場所(刑場)にある五輪塔刻まれた五輪塔の形が手足のない人の形に見えるため地元では“手なし仏”と呼ばれる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.42新潟...
北摂

松王児童の墓(大阪府能勢町)

まつおうこでいのはか平清盛が兵庫港の築島造成をおこなうが失敗を繰り返したため、30人の人柱を立てようとした太井民部が人柱に選ばれると、嫡子・松王丸は父を含めた30名の代わりに人柱となり、工事を成功させた4基ある五輪塔の1つがこの松王丸の墓と...
能登南

宗泉寺 ミズシの墓(石川県志賀町)

そうせんじ みずしのはか淵端家に捕らえられたミズシ()は傷薬(薬品)の製法を教えた宗泉寺の境内にある五輪塔が、淵端家の者が建てたミズシの墓とされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.85日本伝承大鑑:石川県志賀町 堀松
備北芸北

▲曾我十郎の墓(広島県三次市)

そがじゅうろうのはか仇討ちの後この地まで曾我十郎(曾我兄弟)は逃げたが、塩貝の小富士山の上で矢に当たって殺されたこの山の山頂に曾我十郎の墓と言われる五輪塔がある『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.82広島県三次市 甲奴町小童
広島廿日市

福蔵寺(広島県広島市西区)

ふくぞうじ本尊は“帯孕み地蔵”と呼ばれ、安産のご利益がある境内に、沖で難破して死んだ源範頼の五輪塔がある『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.36広島県広島市西区 古江上
広島廿日市

源範頼の五輪塔(広島県広島市佐伯区)

みなもとののりよりのごりんとう兄の頼朝に命を狙われた源範頼は、九州に逃げ落ちる途中、この地の海上で嵐に遭って落命した流れ着いた遺体を小高い山(御曹子山)に埋めて墓所を造り、そこに蒲神社を建立した『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p....
海部知多

業平塚(愛知県東海市)

なりひらづか女性関係に嫌気をさした在原業平はこの地に逃げ隠れた京から業平を追って多くの女官がこの地までやって来て、業平を探した木に登って身を隠した業平の姿が井戸に映るのを見た女官達はこぞって井戸に身を投げて死んだ(悲恋伝説)業平は女官の供養...