井戸

生駒葛城

菩提寺 仁王像(奈良県御所市)

ぼだいじ におうぞう“とんど”という悪人が仁王に悪戯するので、仁王は逃げ出して木の上に隠れた“とんど”は水面に映った仁王を追って井戸に飛び込んだので、蓋をして二度と井戸を掘らないようにしたさらに小正月におこなう“とんど”の行事も怖れてしない...
生駒葛城

吉祥草寺(奈良県御所市)

きっしょうそうじ役行者の生誕地であり、役行者自身が創建した寺院(創建伝説)役行者ゆかりの産湯の井戸や腰掛け石が境内にあるまた行者堂には、自作の役行者像(貴人像)と母親の像が安置される『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.109奈良県...
生駒葛城

石光寺(奈良県葛城市)

せっこうじ中将姫が曼荼羅を織る際、この地に染井戸を掘って糸(裁縫道具)を五色に染め上げた役行者が仏法の栄枯を測るため植えた桜の木に、中将姫が染めた糸を掛けたとされる糸掛け桜があるこれらの故事より通称“染寺(そめでら)”とされる『日本の伝説1...
生駒葛城

業平姿見の井戸(奈良県斑鳩町)

なりひらすがたみのいど高安の姫の許に通い詰めていた在原業平は、姫の無作法な食事を見て愛想を尽かし逃げ帰った(『伊勢物語』)姫は追いかけ、木に登って隠れていた業平の姿が映った井戸に飛び込んで死んだとされる空海が500番目に造った井戸とされ、「...
奈良宇陀

四社神社(奈良県御杖村)

ししゃじんじゃ倭姫命が立ち寄られ、境内にある“御井”と呼ばれる井戸で手を洗ったとされるさらに口をすすぎ「清々しい」と言ったことから、菅野の地名となった(地名の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.91奈良県御杖村 菅野
奈良宇陀

お亀池(奈良県曽爾村)

おかめいけ多良路に嫁に来たお亀は、昼は亀山の池を水源とする井戸で顔を映し、夜は家を抜け出して亀山の池へ行った子が生まれるとお亀は暇を貰って亀山の池へ去ってしまうが、子が泣くため夫は一度池へ行きお亀と会ったまた子が泣くため再度池に行きお亀を呼...
奈良宇陀

おふじの井戸(奈良県奈良市)

おふじのいど柳生宗矩(大名)が通りがかった時、井戸で娘が洗濯していたので「洗濯の水の波の数はいくつか」と尋ねた咄嗟に答えた娘は逆に「柳生からここまでの馬の足跡の数は」と問い返し、宗矩は窮した(頓智話)おふじという娘の機転を愛でた宗矩は、その...
奈良宇陀

高雷神社(奈良県奈良市)

たかいかづちじんじゃ?三ツ池の1つ上の池の奥にあり、日照りが続くと社の前にある井戸の水を浚って鏡を取り出す鏡を取り出して日光に当て、村人全員が覗き込んで元に戻すと雨が降るとされる(祈雨)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.67奈良...
磯城高市

玉津島明神 衣通姫産湯の井(奈良県桜井市)

たまつしまみょうじん そとおりひめうぶゆのい允恭天皇の后・忍阪大中姫の娘(あるいは妹)とされる軽大娘皇女(衣通姫:内親王)の生誕地にある井戸平成23年(2011年)に発掘調査で井戸の石枠組の一部が発見された『日本の伝説13 奈良の伝説』(角...
磯城高市

桜の井(奈良県桜井市)

さくらいのい深さ9尺あまり(3m弱)、径2尺2寸の井戸履中天皇が行幸した際、この井戸の湧水を飲んで称賛し、そばに桜の木を植えて愛でた大和の七つ井の1つで、桜井の地名の由来『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.49奈良県桜井市 谷