井戸

鹿児島霧島

波之平刀匠 笹貫井戸(鹿児島県鹿児島市)

なみのひらとうしょう ささぬきいど刀匠の波平派が居住し、刀剣作りに使用していた井戸刀匠の波平行安は刀剣の仕上げの場を妻に見られたため、不浄としてその刀剣を藪に捨てたその後刀剣を捨てた竹藪で夜な夜な怪光が見られた落ちてきた笹の葉が刀剣の刃に突...
峡北峡中

独鈷ノ井戸(山梨県南アルプス市)

とっこのいど空海が独鈷杵(金剛杵)で地面を突いて湧き出てきた湧水日照りの時でも涸れない井戸とされ、地名の由来となっている『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.62山梨県南アルプス市 清水
佐渡

御井戸庵(新潟県佐渡市)

おいどあん佐渡に流罪となった日蓮を、帰依した中興入道(僧侶)が招いて庵を建てた日蓮が掘り当てた井戸があり、この水を取り寄せて『歓心本尊抄』を書き著した井戸の水は眼病に効くとされるこの地で日蓮が経文を読んでいると蛙がうるさく鳴くので、一喝した...
北摂

染殿井(大阪府池田市)

そめどのい縫工女として呉より連れ帰った呉服・穴織姉妹(渡来人)が機織の絹糸を染めるのに使った井戸の跡この井戸をモチーフとした井桁が池田市の市章(紋章)のデザインとなっている『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.115大阪府池田市 満寿...
北摂

茨木神社 黒井の清水(大阪府茨木市)

いばらぎじんじゃ くろいのしみず豊臣秀吉が茨木を訪れた際に口にして好んだ湧水大阪城で茶の湯をおこなう時、必ずこの水を使った現在茨木神社の境内に残る『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.109大阪府茨木市 元町
河内

弘法井戸(大阪府寝屋川市打上)

こうぼういど寝屋川市内にある、4つの弘法水の1つ空海が掘り当てた湧水による井戸とされる東高野街道に面した場所にある“弘法観念水”と刻まれた石柱が建つ『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.94大阪府寝屋川市 打上
河内

楠公産湯の井戸(大阪府千早赤阪村)

なんこううぶゆのいど楠木正成の生誕地とされる地にある井戸跡楠木正成(幼名:多聞丸)誕生時に産湯として湧水が使われた『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.80大阪府千早赤阪村 水分
河内

壺井八幡宮 壺井の井戸(大阪府羽曳野市)

つぼいはちまんぐう つぼいのいど前九年の役の時、源頼義(源氏)は水が涸れて全滅の危機に瀕した石清水八幡宮の御利益で湧水を掘り当てて勝利したので、その水を壺に入れて河内国へ持ち帰った帰国後井戸を掘らせて壺を入れると、水が湧いてきた(創建伝説)...
和泉

▲弘法井戸(大阪府和泉市)

こうぼういど空海が水と一夜の宿の礼に、水の便が悪いと嘆く庄屋のために井戸を掘り当てた井戸のそばに樫の杖を挿して去り、その木が成長したことから、若樫の地名の由来となった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.68大阪府和泉市 若樫町
和泉

西福寺 雷井戸(大阪府和泉市)

さいふくじ かみなりいどこの井戸に雷が落ちた時、村人が上に石蓋を置いて出られなくした雷は二度とこの地に落ちないことを誓って放免された雷除けに「くわばらくわばら」と唱えるのはこの故事を起源とする(起源伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書...