井戸

臼杵佐伯

神の井(大分県佐伯市)

かみのい神武天皇が東征(神武東征)の折、途中の大入島で水を求めて上陸したしかし水がなかったため、弓で地面を突いて井戸を造った島の人々は、神武天皇上陸の地を日向泊と呼ぶようになった(地名の由来)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.7...
臼杵佐伯

解脱闇寺 雷井戸(大分県津久見市)

げだつあんじ かみなりいど解脱闇寺の境内にある雷と共に天から天人が落ちてきたが、住職が杖を庭に突き立て、それを支えに天に帰っていった翌日、助けたお礼として境内に湧水が湧いたが、それが雷井戸となったまた住職が突き立てた杖は成長して巨木となった...
大分別府

紀新太夫行平の墓(大分県大分市)

きのしんだゆうゆきひらのはか豊後の刀匠として名高い紀行平(鬼神太夫)の墓碑近隣に鬼が造った井戸があり、その水を使って鬼と共に刀を打ったとされる『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.41大分県大分市 関園
西讃

善通寺(香川県善通寺市)

ぜんつうじ四国八十八ヶ所霊場の1つ空海の父である佐伯善通の屋敷跡に建てられた寺院(創建伝説)空海産湯の井戸がある(生誕伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.56香川県善通寺市 善通寺町
西讃

仏母院(香川県多度津町)

ぶつもいん空海の母である玉依御前の屋敷跡に建つ寺院(創建伝説)空海はここで誕生したとされ、胞衣塚や産湯の井戸などが残されている(生誕伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.55香川県多度津町 西白方
西讃

寿覚院 石工重三郎の墓(香川県丸亀市)

じゅかくいん いしくじゅうざぶろうのはか寿覚院にあり、石工の羽坂重三郎のものと伝えられる墓所丸亀城の石垣工事の責任者であったが、完成後、石垣を容易く登る姿を見た殿様が秘密漏洩を怖れた城の二の丸にある井戸に潜らせて、その上から石を投げ入れて殺...
丹後

菊姫稲荷(京都府宮津市)

きくひめいなり別名・お菊稲荷「丹州皿屋敷」の伝承が残る宮津藩(大名)青山家は家中不取り締まりの件で、郡上八幡へ転封となっているかつて井戸も少し離れた場所にあったが埋められ、跡形もない『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.114京都府宮...
洛外

随心院(京都市山科区)

ずいしんいん小野小町ゆかりの寺届いた恋文(文書)を埋めたとされる文塚、さらに余った文を張った小町文張地蔵尊がある愛用した小町の化粧井戸が残る深草少将の百夜通いの際に日数を榧の実で数えたので、榧の木が多く生える『日本の伝説1 京都の伝説』(角...
洛外

牛若丸誕生井(京都市北区)

うしわかまるたんじょういこの地に源義朝の別宅があり、牛若丸(源義経)の生誕地とされるこの地には産湯の井戸と胞衣塚があるこの土地の所有者である上野氏は源義朝の命で常盤御前の出産を手伝い、井戸を代々守ってきたとされる『日本の伝説1 京都の伝説』...
洛外

補陀洛寺(京都市左京区)

ふだらくじ通称・小町寺小野小町終焉の地とされる謡曲「通小町」の舞台姿見の井戸や穴目のすすきなど、小野小町ゆかりの物件がある深草少将の供養塔も境内にある『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.82日本伝承大鑑 京都市左京区 静市市原町