下越乙宝寺(新潟県胎内市) おっぽうじある僧が法華経を読んでいると、2匹の猿がそれを聞いており、やがて写経をせがむようになった(人外の悟り)僧は猿の持ってきた木の皮に経(経典)を書いてやったが、いつしか来なくなった時が経ち、国司に赴任した紀躬高夫妻が訪れ、自分たちは猿... 2025.04.08下越
下越慈光寺(新潟県五泉市) じこうじ白山に棲む夫婦の大蛇が暴れるため、傑堂能勝(名僧)が説教して改心させた(人外の悟り)大蛇がこの地を去る時に棲んでいた池を埋めて傑堂に寄進したのが、慈光寺の始まりとされる(創建伝説)大蛇が海へ向かって進んだ道が河川となり、1匹は白山神... 2025.04.07下越
上越善導寺 龍神井戸(新潟県上越市) ぜんどうじ りゅうじんいど善導寺の境内にある井戸8月15日になると水が湧いてくるが、清里村の青柳の池(坊ヶ池)と繋がっているとされる青柳の池の龍が善導寺に通って成仏を願い、それが叶った礼として送ったもの(人外の悟り)『日本の伝説41 越後の... 2025.03.30上越
豊前国東円応寺 河童の墓(大分県中津市) えんおうじ かっぱのはか円応寺の境内にある墓所住職が川に遊ぶ河童を諭したところ、河童が寺に来て修養を請うた修行を積んだ3匹の河童の頭領は住職より戒名を授かり、その後墓に葬られた(人外の悟り)河童はお礼として寺を火災から守り、その代わり皿の水... 2025.03.18豊前国東
西讃伊舎那院(香川県三豊市) いしゃないんこの寺にいた下男が雨の日に傘も差さず出掛けるのを見て、住職が数珠を通してその正体を見たその後ろ姿は、天王淵に棲む善女龍王(龍)であったため、住職は小豆飯を下男に食べさせて暇を与えた(人外の悟り)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川... 2025.03.06西讃
庄内善宝寺(山形県鶴岡市) ぜんぽうじ開基の妙達上人(名僧)の説法を聞きに来ていた若い男女は、貝喰池に天降った龍王と龍女であった(人外の悟り)上人がそれぞれに竜道・戒道の名を与えると、寺を守ると約束しそのまま昇天した数百年後、龍は2度その姿を現して、奇瑞を見せたとされ... 2025.02.18庄内
北信温泉寺 無縫塔(長野県山ノ内町) おんせんじ むほうとう大沼池の大蛇が修養のため、僧に化けてこの寺で修行をした(人外の悟り)そのお礼に膳や椀を毎月届けていたが、盗む者があったので、それ以降丸石を池から流して届けた丸石が流れてくると、住職は死ぬか転住するので、無縫塔として境内... 2025.01.26北信
洛中知恩院 濡髪堂(京都市東山区) ちおんいん ぬれがみどう知恩院境内にある住処を奪われた狐が霊巌上人(名僧)の法話を聞いて改心して知恩院を守護した(人外の悟り)法話を聞く際に童子に化けたが、その時髪が濡れていたためその名が付いた(名称の由来)狐の去り際に上人が傘(雨具)を貸... 2024.12.12洛中