出雲毘売塚古墳(島根県安来市) ひめづかこふん語臣猪麻呂(かたりのおみいまろ:地方豪族)の娘が浜でワニ(鮫)に足を食われて死んだ猪麻呂が復讐のために神に祈ると、多くのワニが1匹のワニを取り囲んで浜に来たので、刺し殺した腹を裂くと娘の足が出てきたので、娘の仇として切り刻んだ... 2025.09.03出雲
佐渡妙宣寺 阿新丸の隠れ松(新潟県佐渡市) みょうせんじ くまわかまるのかくれまつ阿新丸は、佐渡に流罪となった父・日野資朝(公家)の姿をひと目見ようと佐渡に渡るが、対面前に父は斬首となったそれを怨みに思った阿新丸は、領主の本間山城入道を狙い、斬首した本間三郎を討ち果たす(仇討ち)館を... 2025.07.28佐渡
大阪崇禅寺(大阪府大阪市東淀川区) そうぜんじ正徳5年(1715年)に起こった、大和郡山藩の遠城兄弟が生田伝八郎の返り討ちに遭った崇禅寺馬場の仇討ちの舞台ここで返り討ちに遭った遠城兄弟の墓所がある墓の横には、遠城兄弟の供養に訪れた身内の者が挿した杖が成長した“みよりの竹”(竹... 2025.07.06大阪
備後ゆるぎ地蔵(広島県福山市) ゆるぎじぞうある侍が地蔵の前で妊婦を辻斬りしたところ、赤子が産まれた侍が立ち去る間際、地蔵が揺らぎながら「わしは言わんが、われ言うな」と言った(喋る物)その後、侍が人を斬った話をしたところ、その時の赤子だった若者に話を聞かれて仇討ちされた(... 2025.05.26備後
東三河賢養院 関の小万の墓(愛知県豊橋市) けんよういん せきのこまんのはか久留米藩士の妻が夫の仇討ちの途中、東海道の関の宿で女児を産んで亡くなり、女児は宿の山田屋で育てられた16歳で実の親の仇を知らされた小万(女傑)は剣術を学ぶが、その道すがら無頼の若者に襲われ斬り殺してしまう関に... 2025.05.14東三河
上越水保観音堂 日野資朝の墓(新潟県糸魚川市) みずほかんのんどう ひのすけとものはか水保観音堂の本堂横にある墓所後醍醐天皇の謀議に加わり佐渡に流された日野資朝(公家)の子の阿新丸が、佐渡へ父を追って訪ねた佐渡国司・本間入道は、面倒事と資朝を殺し、遺骨だけを阿新丸に渡した阿新丸は親の仇と... 2025.03.30上越
豊前国東毛谷村六助の墓(大分県中津市) けやむらろくすけのはか英彦山の神に大力を授かり、天狗に剣術を学んだ木樵(豪傑)豊臣秀吉の御前相撲で連勝し、36人目の木村又蔵に敗れたため、加藤清正の家臣となった(怪力伝説)その後、木田(貴田)孫兵衛と名乗り(戦国武将)、朝鮮の役で活躍した女... 2025.03.18豊前国東
豊前国東文殊仙寺 宝篋印塔(大分県国東市) もんじゅせんじ ほうきょういんとう国東半島で最大の宝篋印塔高崎藩士に仕えていた男が主人の妻と密通し(不義密通)、主人を殺して失踪、さらに逃亡中にその妻を殺した男は改心し、文殊仙寺で浄覚(僧侶)と名乗ると、宝篋印塔造立を始めたその後藩士の息子... 2025.03.18豊前国東
大分別府百堂の渡し(大分県大分市) ひゃくどうのわたし肥後藩の代官・筒井加右衛門は、茄子を盗んだ曲者を成敗した翌日百堂の渡し場に来ると、河童が現れて、昨日成敗された親の仇討ちがしたいと言ってきた役目の後に勝負すると約束し、戻って来ると数百もの河童が加勢に来ていた袴に小石を入れ... 2025.03.15大分別府
村山居合神社(山形県村山市) いあいじんじゃ居合流の始祖・林崎甚助重信(剣豪)を祀る林崎が父の仇討ちのために参籠し、剣の奥義を授かったとされる熊野神社に合祀されている(創建伝説)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.61山形県村山市 林崎 2025.02.17村山