僧侶

豊前国東

文殊仙寺 宝篋印塔(大分県国東市)

もんじゅせんじ ほうきょういんとう国東半島で最大の宝篋印塔高崎藩士に仕えていた男が主人の妻と密通し(不義密通)、主人を殺して失踪、さらに逃亡中にその妻を殺した男は改心し、文殊仙寺で浄覚(僧侶)と名乗ると、宝篋印塔造立を始めたその後藩士の息子...
豊前国東

両子寺 鬼橋(大分県国東市)

ふたごじ おにばし両子寺七不思議の1つ鬼と呼ばれた千徳坊という怪力の僧侶が一枚岩の巨石を運んで橋にした(怪力伝説)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.85大分県国東市 両子
豊前国東

両子寺 鬼の背割(大分県国東市)

ふたごじ おにのせわり両子寺七不思議の1つ鬼と呼ばれた千徳坊という僧侶が、岩を2つに割って参道とした(切断した石)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.85大分県国東市 両子
臼杵佐伯

長良神社(大分県佐伯市)

ながらじんじゃ土佐から船で佐伯へ渡った僧侶が、佐伯の港に近づくと荒れた海へ飛び込んだ船頭が見ると、水面を白蛇が岸を目指して泳いでいたその後、蛇が上陸した土地で抜け殻と仏像が見つかり、抜け殻を祀った(創建伝説)僧侶は蛇の化身ではなく、嵐を鎮め...
日田竹田

ガニ湯(大分県竹田市)

がにゆ長湯温泉の河川沿いにある混浴露天風呂湯浴みする娘に一目惚れした、川の主の蟹は人間になりたいと願ったそれを聞いた寺の僧侶が、寺の鐘の音を100回聞けば、功徳で人間になれると諭した鐘を撞く僧侶も、湯浴みする娘を見て一目惚れ、蟹に代わって我...
大分別府

立石池(大分県由布市)

たていしいけ池のそばに庵を構えた立石坊という僧侶の許に女が訪れ、そのまま一緒に暮らしだした托鉢から戻ってきたら家の戸を叩くよう言われていたのを忘れて入ると、そこには大蛇がいた(異類婚姻譚)女の正体は近くの山下池の大蛇で、正体がばれたので元の...
東讃

そうめん川(香川県直島町)

そうめんがわ法事の饗応後、帰宅途中の僧侶が川で高入道(大入道)に遭遇し殺された高入道は僧の腹を割いて、そうめん(食品食材)を取り出すと、川で洗ってそれを食べてしまった一方、茶で口をゆすいで帰った僧は何事もなく、難を免れた(教訓譚)そうめん川...
西讃

なまず塚(香川県三豊市)

なまずづか黒川にある亀淵に大鯰が棲み、人を襲っていた村人が退治に行く途中で僧侶と出会い、持参した粟飯(料理)を与えたその直後に村人は大鯰を殺し、腹を割くと、中から粟飯が出てきた怖れた村人は淵のそばに鯰を埋め、塚を建てて供養した(化け物退治:...
庄内

冷岩寺 もろみ地蔵(山形県庄内町)

れいがんじ もろみじぞう冷岩寺にある地蔵毎夜酒を買いに来る坊主(僧侶)がおり、後をつけると、、酒の匂いのする地蔵があった(遊ぶ神仏)願い事があると、濁り酒(もろみ)を供えて祈願する(特有の願掛け)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p....
村山

お達磨の桜(山形県中山町)

おだるまのさくら旅の僧侶が急死したので、遺言通り桜の木の下に葬り、その後掘り返してみると達磨の掛け軸が出てきた掛け軸はその後都で表具を直されたが、その際6枚の同じ絵から選ばねばならなくなり、笹の葉で目をこすったところ、1枚だけまばたきをした...