内親王

郡内

長作観音堂(山梨県小菅村)

ながさくかんのんどう孝安天皇の皇女(内親王)は武蔵国に赴任した夫の後を追ったが、身重のためこの地で難産の末に亡くなった(子女受難)後に皇女の慰霊のために聖徳太子の造った如意輪観音像を安置する堂宇が建てられた安産の御利益で有名である『日本の伝...
和泉

摩湯山古墳(大阪府岸和田市)

まゆやまこふん聖武天皇の第三皇女・不破内親王の墓とされる古墳4世紀後半頃に造られた、大和地方以外の前期古墳としては最大級の古墳『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.51大阪府岸和田市 摩湯町
能登南

椎葉円比咩神社 親王塚(石川県羽咋市)

しいばつぶらひめじんじゃ しんのうづか社殿の裏にある前方後円墳(古墳)は反正天皇の皇女・圓皇女(内親王)のものとされる後円部にある穴(洞穴)は、祭神が出雲へ通った跡とされ、海に通じているとされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店...
北総

松虫寺 お杖銀杏(千葉県印西市)

まつむしでら おつえいちょう病気平癒した松虫姫(不破内親王)が都に戻る折、来るときに使っていた杖を地面に挿して帰った春になって杖は芽吹き、その後立派な銀杏の木となった枝から垂れている乳枝を煎じて飲むと、乳の出が良くなる(授乳の俗信)『日本の...
北総

松虫寺(千葉県印西市)

まつむしでら不治の病の松虫姫(不破内親王)は病を治すお告げを聞いて、行基と共に下総国へ向かった(貴種流離譚)薬師堂に籠もった姫は、満願の日に病が治り、都へ戻った感激した父の聖武天皇は行基に命じて7体の薬師仏を造らせて寺を建立、後に姫の死後に...
高松坂出

糸より神社(香川県高松市)

いとよりじんじゃ平家の落人(あるいは後醍醐天皇の内親王)であった姫君がこの地に流れ着いた生活のため頭にタライ(桶樽)を乗せて魚を売りに出たところよく売れたので、多くの女性が真似をした高松の魚行商である「いただきさん」(商人)の発祥とされ、神...