東毛蛇留淵(群馬県桐生市) じゃるぶち桐生川上流の淵に大蛇が棲み着き、村を荒らしていた三境坊という行者(行者山伏:僧侶)がそれを聞き、法力で淵に閉じ込めたあるいは、刀(刀剣)で斬り殺して近くの大正院に“蛇切丸”として納めたとも『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)... 2025.09.22東毛
出雲鳥屋神社(島根県出雲市) とやじんじゃ国譲りの勝負で建御名方神が投げた大岩(巨石)が落ちた地に社が建てられた(創建伝説)神社の代官(社家)が、奉納された刀剣を持って旅の途中、木陰で昼寝をしたところ蛇が足を舐めたすると刀が勝手に鞘から抜け出て蛇を追い払うこと数度に及ん... 2025.09.04出雲
鹿児島霧島波之平刀匠 笹貫井戸(鹿児島県鹿児島市) なみのひらとうしょう ささぬきいど刀匠の波平派が居住し、刀剣作りに使用していた井戸刀匠の波平行安は刀剣の仕上げの場を妻に見られたため、不浄としてその刀剣を藪に捨てたその後刀剣を捨てた竹藪で夜な夜な怪光が見られた落ちてきた笹の葉が刀剣の刃に突... 2025.08.25鹿児島霧島
峡南儀丹の滝(山梨県富士川町) ぎたんのたき伊豆からやって来た儀丹上人(名僧)が修行をしていた滝日照りの害に苦しむ民を見て、雨竜剣(刀剣)を振るって雨乞いをして雨を降らせた(雨乞い伝説)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.92山梨県富士川町 平林 2025.08.11峡南
峡北峡中椹池(山梨県韮崎市) さわらいけ下条婆という老女の額に2本の角が生えたため、それを恥じてこの池に入り大蛇となった(変身譚)甘利左衛門尉(地方豪族)の2人の子息が池で行方不明となり、池の主の仕業として木々や石を池に投げ込み追い出した(化け物退治)大蛇は赤牛に変じる... 2025.08.09峡北峡中
佐渡龍王岩(新潟県佐渡市) りゅうおういわ順徳上皇が小舟でこの岩(岩礁)まで来て上がろうとして、持っていた刀(刀剣)を海に落とした上皇は和歌を詠んで嘆くと、海底から龍王(龍神)が刀を咥えて出てきて捧げた『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.11新潟県佐渡市 両津... 2025.07.28佐渡
北摂箕面大滝(大阪府箕面市) みのおおおたきある武士が滝壺の覗き込んだところ腰の刀(刀剣)を落としたため、不動明王に祈願して滝行をおこなった満願の日、刀は吹田の垂水に流れ着いているとのお告げを聞き、その通り見つけ出した『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.115大... 2025.07.13北摂
北摂水無瀬神宮 石川五右衛門の手形(大阪府島本町) みなせじんぐう いしかわごえもんのてがた石川五右衛門が後鳥羽上皇御作の刀剣を盗もうとしたが、一歩も侵入することが出来なかった(神威を見せる)七昼夜潜んでいたが結局叶わず、神威の恐ろしさを示すため神門の右柱に手形(手形足形)を残した『日本の伝... 2025.07.13北摂
河内美具久留御魂神社(大阪府富田林市) みぐくるみたまじんじゃ崇神天皇の頃、この地に大蛇が現れて人々に危害を加えた天皇自らが調査して、それが大国主命の荒御霊であると確認した出雲大社より神剣(刀剣)を貰い受けて、この地に祀った(創建伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.... 2025.07.09河内
奥能登平時忠の墓(石川県珠洲市) たいらのときただのはか源氏に敗れ配流された平時忠(平氏)の墓所能登に着いた一行をこの地へ道案内した烏は、都から所持してきた名刀・烏丸(刀剣)の魂とされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.131石川県珠洲市 大谷町 2025.06.22奥能登