刀剣

奥能登

須須神社(石川県珠洲市)

すずじんじゃ源義経一行が奥州へ逃れる折に嵐に遭ったが、この神社に祈願するとたちまち止んだお礼として義経は蝉折の笛(楽器)、弁慶は守り刀(刀剣)を奉納し、社宝となっている『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.128日本伝承大鑑:...
加賀

即得寺 狐塚(石川県能美市)

そくとくじ きつねづか人をたぶらかしていた2匹の白狐が捕まったが、即得寺の住職がそれを諭して逃がしてやった狐は火除けの効がある国重の刀剣を差し出して、恩義に報いた(現在も寺宝)その後狐は死ぬまで寺に棲み着き、死後境内に葬られた(動物報恩譚)...
金沢

不動ヶ池(石川県津幡町)

ふどうがいけインドの名僧・三無畏三蔵(渡来人)がこの地を訪れ、池に棲む大蛇をを退治しようと祈願した(化け物封印)空から宝剣(刀剣)が降ってきて大蛇に刺さって昇天、倶利伽羅不動尊(不動明王)の発祥地とされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』...
金沢

本泉寺 カワソの名剣(石川県金沢市)

ほんせんじ かわそのめいけん治水工事をしていた人夫が河童を捕らえて殺そうとしたところ、寺にいた蓮如がそれを助けて改心させたその夜河童が助けて貰ったお礼に短刀(刀剣)を一振り持ってきた(動物報恩譚)寺宝として、蓮如忌に公開される『日本の伝説1...
備後

岩屋権現(広島県福山市)

いわやごんげん正式名称・多祁伊奈太岐佐耶布都神社(たけいなたきさやふつのじんじゃ)、別名・岩穴宮素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した時に使った剣(刀剣)が祀られていた日本武尊が海賊をこの洞穴まで追って平定したことから祭神に合祀された『日本の伝説21...
備後

弁天島(広島県福山市)

べんてんじまある侍が刀(刀剣)を落としたので、100貫の賞金(貨幣)で拾うように頼んだ鮫が多くいるため引き受ける者がなかったが、ある漁夫が飛び込んで刀を拾い上げた漁夫は鮫に足を食われ亡くなったことから、侍は100貫で供養の石塔を島に建てたこ...
備後

妙顕寺(広島県福山市)

みょうけんじ妙性・本性という刀匠の兄弟が日蓮宗に帰依し、京都の妙顕寺で曼荼羅を授かった帰路に曼荼羅を置き忘れたが無事に返ったことから、京に戻りさらに判を授かり、寺宝とした寺宝に兄弟が三条小鍛治宗近と共に打ったとされる古狐丸(小狐丸:刀剣)が...
備北芸北

上根峠(広島県安芸高田市)

かみねとうげ出雲から来た若い男神が、この峠で一人の女神と出会って一緒に暮らし始めたある時女神は井戸にかんざしを落とし、それを拾おうとして自分もはまり、そのまま大蛇となった(変身譚)それを見た男神は逃げ出したが大蛇に腰の剣(刀剣)を奪われ、大...
広島廿日市

八剣神社(広島県広島市中区)

やつるぎじんじゃ福島正則(大名)が広島城主の時、川の治水のために役人が人柱を立てようとした正則はそれを聞き、所蔵の8本の刀剣を箱に収め、人柱の代わりに埋めた(創建伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.37広島県広島市中区 白島...
尾張

七ツ石(愛知県一宮市)

ななついし東征を終えて伊吹山に向かう折、日本武尊が自分の剣(刀剣)を研いだとされる名石この故事から別名・剣研石と呼ばれる『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.23日本伝承大鑑:愛知県一宮市 大和町戸塚