刀剣

備後

岩屋権現(広島県福山市)

いわやごんげん正式名称・多祁伊奈太岐佐耶布都神社(たけいなたきさやふつのじんじゃ)、別名・岩穴宮素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した時に使った剣(刀剣)が祀られていた日本武尊が海賊をこの洞穴まで追って平定したことから祭神に合祀された『日本の伝説21...
備後

弁天島(広島県福山市)

べんてんじまある侍が刀(刀剣)を落としたので、100貫の賞金(貨幣)で拾うように頼んだ鮫が多くいるため引き受ける者がなかったが、ある漁夫が飛び込んで刀を拾い上げた漁夫は鮫に足を食われ亡くなったことから、侍は100貫で供養の石塔を島に建てたこ...
備後

妙顕寺(広島県福山市)

みょうけんじ妙性・本性という刀匠の兄弟が日蓮宗に帰依し、京都の妙顕寺で曼荼羅を授かった帰路に曼荼羅を置き忘れたが無事に返ったことから、京に戻りさらに判を授かり、寺宝とした寺宝に兄弟が三条小鍛治宗近と共に打ったとされる古狐丸(小狐丸:刀剣)が...
備北芸北

上根峠(広島県安芸高田市)

かみねとうげ出雲から来た若い男神が、この峠で一人の女神と出会って一緒に暮らし始めたある時女神は井戸にかんざしを落とし、それを拾おうとして自分もはまり、そのまま大蛇となった(変身譚)それを見た男神は逃げ出したが大蛇に腰の剣(刀剣)を奪われ、大...
広島廿日市

八剣神社(広島県広島市中区)

やつるぎじんじゃ福島正則(大名)が広島城主の時、川の治水のために役人が人柱を立てようとした正則はそれを聞き、所蔵の8本の刀剣を箱に収め、人柱の代わりに埋めた(創建伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.37広島県広島市中区 白島...
尾張

七ツ石(愛知県一宮市)

ななついし東征を終えて伊吹山に向かう折、日本武尊が自分の剣(刀剣)を研いだとされる名石この故事から別名・剣研石と呼ばれる『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.23日本伝承大鑑:愛知県一宮市 大和町戸塚
東三河

七人塚(愛知県新城市)

しちにんづか長篠の戦いで敗れた武田方の落人7名がこの地まで来たが、これ以上逃げ切れないと悟り自刃した塚には7本の刀(刀剣)と7つの土器が埋められているとされる『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.238愛知県新城市 池場下日向
海部知多

野間大坊(愛知県美浜町)

のまだいぼう正式名・大御堂寺平治の乱で敗走した源義朝が暗殺された地に造られた墓を供養するために建てられた義朝が刀剣を持てない風呂場で殺されため、墓所には木刀の形をした卒塔婆が供えられる境内には義朝の首級を洗った血の池があるが、国の変事がある...
名古屋

長福寺(愛知県名古屋市緑区)

ちょうふくじ境内で、桶狭間の戦い後の首実検が行われ(林阿弥の首検証跡)、供養の杉の木が立つ境内の放生池は“血刀濯ぎの池”と呼ばれ、戦いの後の刀剣に付いた血を洗った場所とされる『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.135愛知県名古屋市緑...
名古屋

景清社(愛知県名古屋市熱田区)

かげきよしゃ平家滅亡後、平景清が隠れ住んだ屋敷跡地に建つ景清は熱田潜伏中に遊女と懇ろになり、女児を一人もうけた眼病が酷くなり、名刀・痣丸を熱田神宮に奉納した(戦国時代、この刀剣を所持した者は失明など目に障害を持った:災いの器物)『日本の伝説...