創建伝説

西讃

仏母院(香川県多度津町)

ぶつもいん空海の母である玉依御前の屋敷跡に建つ寺院(創建伝説)空海はここで誕生したとされ、胞衣塚や産湯の井戸などが残されている(生誕伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.55香川県多度津町 西白方
西讃

道隆寺(香川県多度津町)

どうりゅうじ四国八十八ヶ所霊場の1つ領主(地方豪族)の和気道隆が、毎夜光る桑の木を怪しみ、そこに向かって矢を放ったその時誤って乳母を射殺してしまったため、その木を伐って仏像を彫り、堂を建てたことから始まる(創建伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝...
東讃

白鳥神社(香川県東かがわ市)

しろとりじんじゃ日本武尊の魂が化身した白鶴が西へ飛び立ち、最後に辿り着いた地この地で鶴は死に、廟が建てられたことから始まる(創建伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.36日本伝承大鑑:香川県東かがわ市 松原
庄内

八乙女浦(山形県鶴岡市)

やおとめうら父の崇峻天皇が暗殺されたため北へ逃れた蜂子皇子(親王)は、8人の乙女が海岸(浜海岸)の岩場で舞うのを見た皇子はこの地に上陸するとしばらく洞穴に滞在し、出羽三山へ向かったとされる(創建伝説)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)...
庄内

黄金堂 お竹大日堂(山形県鶴岡市)

こがねどう おたけだいにちどう正善院金色堂(黄金堂)の境内にある江戸の佐久間家・小津家で奉公していた女中のお竹は、その善行から大日如来の化身と言われた(高徳の人)その死後もますます信奉され、生まれ故郷にもお堂を建てて祀られることとなった(創...
最上

宮内七所明神(山形県新庄市)

みやうちしちしょみょうじん応神天皇の第2皇子であった大山守命(親王)は、兄(後の仁徳天皇)に皇位を譲ろうと、自ら奥州へ旅立った謀反の讒言を受けて追っ手が差し向けられ、大山守命は捕らえられて殺された大山守命は遺体を7つに切って、それぞれを鮭延...
村山

居合神社(山形県村山市)

いあいじんじゃ居合流の始祖・林崎甚助重信(剣豪)を祀る林崎が父の仇討ちのために参籠し、剣の奥義を授かったとされる熊野神社に合祀されている(創建伝説)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.61山形県村山市 林崎
村山

立石寺(山形県山形市)

りっしゃくじ通称「山寺」慈覚大師円仁が、磐司磐三郎(伝承の男性・猟師)から借り受けた猟場に建立した(創建伝説)開山に関連して、円仁ゆかりのお手掛け石、休み石、笠投げ石などの奇岩怪石がある古くから「死霊の登り行く山」と言われ、霊場として有名『...
先島諸島

群星御嶽(沖縄県石垣市)

んにぶしおん村の娘が、中天と地上を行き来する霊火(怪火)を見るようになった霊火の降り立ったと思われる場所へ行くと、白米の粉で印が付けられていたため、そこに御嶽を建てた(創建伝説)「群星」は昴(星)のこと『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店...
先島諸島

名蔵御嶽(沖縄県石垣市)

なぐらおん名蔵の地に3人の兄妹がおり、長兄は信仰心がなく、神が降りた妹の言を信用しなかった神の怒りにより長兄は死に瀕し(罰を与える)、妹を殺して、自分もそのまま死んでしまった残された次兄が、この神を御嶽に祀って信仰するよう広めたとされる(創...