創建伝説

北毛

川戸神社(群馬県東吾妻町)

かわどじんじゃ旧名・首宮(かみのみや)大明神貞治年間(1362~1368年)岩櫃城主の吾妻太郎行盛(南北朝の武将)が里見兵庫に敗れて、自害した(落城伝説)その時自ら首を刎ねて投げると、首級は川向こうまで飛んで怪光を放ったため、それを祀った(...
北毛

吾嬬神社(群馬県中之条町)

かづまじんじゃ上毛野君の曾孫で、日本武尊の妻となった吾妻(上妻)姫が亡くなった後、その霊は山に飛び立ったこの山を吾嬬山と呼び(地名の由来)、その麓に社を建てた(創建伝説)坂上田村麻呂が蝦夷討伐の折、吾嬬山山頂に日本武尊の分霊を祀ったのが始ま...
北毛

大宮巌鼓神社(群馬県東吾妻町)

おおみやいわつつみじんじゃ日本武尊が東征の帰途、長者高豊の館に滞在して娘の上野姫を寵愛した尊は出立時に「吾妻や 妹背と契る 言の葉も これぞ別れの 形見なるらん」と和歌を詠み、姫は吾妻姫と呼ばれた吾妻姫は尊の子である大若宮彦を生み、大若宮彦...
北毛

吾妻神社(群馬県中之条町)

あがつまじんじゃ“和利宮(わりのみや)”の名でも知られる伊勢国安濃津の阿野長者は、伊勢神宮の子守神社に祈願して一人娘の子持御前を得た子持御前は加若次郎和利の妻となったが、伊勢国司の横恋慕で和利は下野国へ流罪となる子持御前は神の助力を得て夫を...
北毛

永井箱根神社(群馬県昭和村)

ながいはこねじんじゃ仁平年間(1151~1154年)箱根権現の御幣が飛来して岩の上に立ったので、神意とみなして祀った(創建伝説)その後御幣を取り戻そうと箱根権現の使者(神主)が来たが、争いの上殺害してしまい(口封じ)、境内に埋葬した『日本の...
北毛

五霊神社(群馬県片品村)

ごりょうじんじゃ?寛治2年(1088年)、この地にあった鎌倉権五郎は星野家の桜という娘と懇ろとなった娘は男児を生み、その子(星野氏)が権五郎の霊を祀った(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.69群馬県片品村 土出
北毛

八束脛神社(群馬県みなかみ町)

やつかはぎじんじゃ八束脛という巨人が石尊山中の洞穴に棲み、夜な夜な山を下りて村を荒らしていた村人が後をつけ、洞穴を上り下りする藤蔓を伐って下りられないようにした数年後八束脛は白骨となっており、それを祀る祠を建てた(創建伝説)八束脛は、奥州安...
中毛

五郎神社(群馬県伊勢崎市)

ごろうじんじゃある時広瀬川(河川)の上流から矢が流れてきて、「五郎権現の垂迹である」との託宣があった(創建伝説)この五郎権現は片目で、鎌倉権五郎を指すと考えられる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.48群馬県伊勢崎市 太田町
中毛

尾曳稲荷神社(群馬県前橋市)

おびきいなりじんじゃ太田道灌が厩橋の築城を思案中、赤亀が現れてあちこちを這い回っているのを見て、縄張りを思いついた築城後、赤亀の霊を城の守護神として祀ったのが神社の始まり(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.44群馬県前...
東毛

鳥海神社(群馬県みどり市)

ちょうかいじんじゃ祭神は鳥海弥三郎(安倍宗任)捕らえられて京に送られる宗任に従って家来約700名が上野国までついて来た(アイヌ蝦夷)大人数を京へは連れていけないため、この地に残り土着した者が祀ったとされる(創建伝説)『日本の伝説27 上州の...