創建伝説

南薩

徳光神社(鹿児島県指宿市)

とっこうじんじゃ宝永2年(1705年)に琉球を訪れた前田利右衛門(名士)はさつまいもの種芋を薩摩に持ち帰った利右衛門は再渡航時に遭難死したが、さつまいもが多くの人の飢餓を救ったことから寺が建てられ、明治に神社となった(創建伝説)『日本の伝説...
南薩

池王明神(鹿児島県指宿市)

いけおうみょうじん池田湖畔に人頭蛇体のものを見つけ、ある農夫が頭を切ったところ、湖に入っていったその夜農夫は急死し、その妻は病んで「龍王(龍神)を殺したからには一族死に絶えるだろう」と告げた(憑依:祟り)さらに「自分と母を祀るなら赦してやる...
北薩

稲穂神社(鹿児島県薩摩川内市)

いなほじんじゃ川内川を舟(船)で下ってきた人があったが、この淵で遭難して村人に助けられた助けたお礼に稲穂をもらったが、それを植えると毎年大豊作となった後にこの助けた人が瓊瓊杵尊であったことが分かり、助けた淵近くに社を建てた(創建伝説)『日本...
南薩

冠嶽神社(鹿児島県いちき串木野市)

かんむりだけじんじゃ用明天皇の命により、蘇我馬子が熊野三社権現(熊野権現)を勧請して創建した(創建伝説)祭神である櫛御毛野命(くしみけぬのみこと)が串木野の地名の由来となった『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p,69鹿児島県いちき...
南薩

玉山神社(鹿児島県日置市)

たまやまじんじゃ海から大きな火の玉(怪火)が飛来して大石の上に落ち、それ以降石が鳴動し続けた(動く石)付近に住む、朝鮮の役で連行された陶工(渡来人)達は、朝鮮宗廟の神・檀君(中国朝鮮の神)が村人を守るために来たと託宣を受けたこの大石を御神体...
鹿児島霧島

和気神社(鹿児島県霧島市)

わけじんじゃ宇佐八幡宮神託事件で流罪となった和気清麻呂の配所跡に造られた神社島津斉彬(大名)の命で調査をして配流地と確定、昭和21年(1946年)に社殿が建立された(創建伝説)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.60鹿児島県霧島...
鹿児島霧島

隈媛神社(鹿児島県姶良市)

くまひめじんじゃ宝現寺跡に建つ神社島津義弘(戦国大名)の継室であった隈姫は、実家の相良氏が島津氏と対立したため離縁されたお化粧田に入った姫は、そこで17日間両家の和睦と復縁を祈願したが上手くいかず自害した(子女受難)憐れに思った義弘は遺言通...
鹿児島霧島

米山薬師(鹿児島県姶良市)

よねやまやくし本尊の薬師如来像(仏像)は、文明年間(1469~1487年)に起宗という僧侶が越後米山で翁から授かった(創建伝説)疱瘡除け(悪瘡平癒)の仏として有名『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.47鹿児島県姶良市 鍋倉
大隅

長谷観音(鹿児島県鹿屋市)

はせかんのん都から来た炭焼き五郎治が、この地で炭焼きをしていたところ、唐金(青銅)を見つけて長者となった(炭焼き長者)都にいた時から信心していた長谷観音のおかげと思い、観音像(仏像)を写し彫ってこの地に安置した(創建伝説)『日本の伝説11 ...
峡南

神明神社(山梨県身延町清子)

しんめいじんじゃある老人が伊勢参に行き、帰りに草鞋に挟まった小石を持ち帰ったその後その小石が大きくなったため(成長する石)、それを御神体として社を建てた(創建伝説)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.99山梨県身延町 清子