動く石

西毛

大泉寺 チャンコロリン石(群馬県安中市)

だいせんじ ちゃんころりんいし夜な夜な町に出て、お囃子のようなチャンコロリンと音を立てて動き回った石(音の怪:怪の棲む石:動く石)刀や鉄砲にも動じなかったが、住職が釘を打ち据えたところ動かなくなった(化け物封印)『日本の伝説27 上州の伝説...
西毛

永泉寺 幽霊石(群馬県高崎市)

えいせんじ ゆうれいいし金井淡路守秀景(戦国武将)が妻を葬る際、地中より出てきた、人間の形をした自然石(奇岩怪石)幾度も石を移し替えたが、翌日には戻ってくるため(動く石)、元の場所に安置した現在は安産・子育ての地蔵として祀られる『日本の伝説...
南薩

玉山神社(鹿児島県日置市)

たまやまじんじゃ海から大きな火の玉(怪火)が飛来して大石の上に落ち、それ以降石が鳴動し続けた(動く石)付近に住む、朝鮮の役で連行された陶工(渡来人)達は、朝鮮宗廟の神・檀君(中国朝鮮の神)が村人を守るために来たと託宣を受けたこの大石を御神体...
大分別府

踊石(大分県別府市)

おどりいし鶴見岳登山道の途中にある石国に異変があると数メートル以上跳ね上がって踊るように動くとされる(動く石)宝暦時代に別府で山崩れがあった時、日清戦争がおこった時などに動いた(予言の怪)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.23大...