出雲蛇池(島根県出雲市) じゃいけある彫物師(左甚五郎とも)が満足のいく龍の彫刻を造りたいと、本物の龍を求めてこの池を訪れたある夜、雷鳴と共に池から龍が天へ昇る姿を見て、見事な龍の彫刻(像)を造り上げたその彫物は出雲大社の拝殿の破風に付けられたが、毎夜鳴動するため真... 2025.09.04出雲
北薩波留南方神社 鬼神面(鹿児島県阿久根市) はるみなかたじんじゃ きじんめん宝暦年間(1751~1764年)の頃、腕の立つ大工が作った鬼の面が、その出来映え故にひとりでに神社に納まっていた(動く絵や像)8年ごとにおこなわれる神社の祭礼である鬼神舞(きしんめ)に使用されるこの舞の最高潮... 2025.08.27北薩
峡北峡中穴切大神社(山梨県甲府市) あなぎりだいじんじゃ湖の水を抜いて甲府盆地を造る際に、山に穴を開けて水を流した神を祀る(蹴裂伝説:地形の由来)拝殿内にある烏の彫刻は左甚五郎作で、飛び回らないよう鎖で繋がれている(動く絵や像)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.4... 2025.08.05峡北峡中
佐渡胎蔵寺 藤波友忠奉納絵馬(新潟県佐渡市) たいぞうじ ふじなみともただほうのうえま佐渡に流罪となった伊勢祭主(神主)の藤波友忠が描いた絵馬(動く絵や像)1頭の裸馬が田畑を荒らすので祭主に相談すると、心当たりがあるとして絵馬に口取縄を描き添えて封じた『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川... 2025.07.30佐渡
奥能登光栄寺(石川県輪島市) こうえいじ本堂欄間の彫られた夫婦龍(像)が抜け出して、川で水浴びをした後にしだれ桜の木(既に枯死)の下で休んでいた夜明け前にその姿を見た村人によって、抜け出られないように目に釘を打たれた(動く絵や像)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角... 2025.06.23奥能登
能登南白鬚神社(石川県羽咋市) しらひげじんじゃ拝殿妻にある龍虎の彫り物(像)が夜な夜な抜け出して邑知潟で魚を獲るため、足に釘を打って動けないようにした(動く絵や像)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p,98石川県羽咋市 千路町 2025.06.20能登南
金沢夕日寺観音堂 麦食い絵馬(石川県金沢市) ゆうひでらかんのんどう むぎくいえま矢田広貫(絵師)が描いた絵馬馬が夜な夜な抜け出して麦を食うため、矢田が絵に杭を描いて出られなくした(動く絵や像)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.25石川県金沢市 夕日寺町 2025.06.14金沢
備北芸北円通寺 龍の天井画(広島県庄原市) えんつうじ りゅうのてんじょうが本堂天井の龍の絵は雪舟の作であるが、夜な夜な抜け出すため、雪舟が目に釘を刺して動かなくした(動く絵や像)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.108広島県庄原市 本郷町上本郷 2025.05.27備北芸北
安房石堂寺 蛭取り仁王(千葉県南房総市) いしどうじ ひるとりにおうこのあたりで田仕事が始まる頃、この寺の仁王像が田回りをした(動く絵や像)その足に蛭を吸い付かせて寺に戻るため、この一帯の田では蛭を見かけることがない『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.102千葉県南房総市 ... 2025.04.29安房
中越白羽毛観音堂(新潟県十日町市) しらはけかんのんどう洪水で流されてきた黄金仏(仏像)を白羽毛の村人が拾い上げて、堂を建てて安置した元の堂のあった場所の住人が来て黄金仏を持ち帰ったが、いつの間にか白羽毛に戻ってきていた(動く絵や像)そのようなことが繰り返されたため、白羽毛に... 2025.04.03中越