室戸安芸鍛冶ヶ嬶供養碑(高知県室戸市) かじがかかくようひ陣痛が始まった妊婦を飛脚が助けたが、日が暮れて狼に襲われそうになり、木の上に逃げて襲撃を防いだ狼は“佐喜浜の鍛治ヶ嬶”と呼ばれる狼を呼んできたが、飛脚が渾身の力で手傷を負わせて退散させた(千疋狼)翌朝飛脚は血の跡を追って佐... 2025.12.05室戸安芸
吉野姥峯地蔵尊(奈良県上北山村) うばみねじぞうそん背中に熊笹を生やした猪の姿をした猪笹王を射場兵庫が鉄砲(鉄砲火薬)で討ち果たした(化け物退治)猪笹王の亡霊は一本足の鬼と化し、伯母峰の街道を通る旅人を襲ったため、丹誠上人(名僧)が地蔵を勧請した鬼は封じられたが、12月20... 2025.11.24吉野
吉野丹生川上神社下社(奈良県下市町) にうかわかみじんじゃしもしゃ人に危害を加える狒々(猿)が度々現れたため、朴の葉鮨(料理)などを食わせて油断した隙に退治した(化け物退治)6月では、氏子が」と呼ばれる朴の葉鮨を神饌として供える習慣が残る(特別な奉納)『日本の伝説13 奈良の伝... 2025.11.23吉野
奈良宇陀光明寺 猫たたき如来(奈良県宇陀市) こうみょうじ ねこたたきにょらい天和年間(1681~1684年)、ある百姓の妻の葬儀で突然雷雨となった導師の住職が物の怪の仕業と思い、袈裟で棺を巻き、本尊の箱(箱類)を投げつけると、すぐに天候が回復したそばには片目が潰れた猫(火車)が死んで... 2025.11.18奈良宇陀
奈良宇陀不審ヶ辻子(奈良県奈良市) ふしがづしかつて松浦という長者に忍び入った盗賊が捕らえられ、近くの谷に落とし殺したところ鬼となった鬼は元興寺の鐘楼に出現して人を襲ったが、道場法師(名僧)が取り押さえようとした(化け物退治)夜明け前に鬼は逃げ出し、この通りで見えなくなったた... 2025.11.07奈良宇陀
川越飯能正法寺(埼玉県東松山市) しょうぼうじ通称・岩殿観音蝦夷征伐の途上の坂上田村麻呂が立ち寄った折、住民の願いを聞いて悪龍を退治した正法寺に祈願すると、夏にも拘わらず大雪が降った(神仏霊験譚)山に行くと一ヶ所だけ雪が積もっていない場所があり、そこが龍の住処であり、無事退... 2025.10.24川越飯能
川越飯能長勝院跡(埼玉県志木市) ちょうしょういんあとこの地を治めていた藤原長勝の屋敷跡長勝は沼に棲む大蛇を退治して(化け物退治)、広大な田を開拓して田面長者と呼ばれた『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p76埼玉県志木市 柏町 2025.10.24川越飯能
西毛蛇喰渓谷(群馬県藤岡市) じゃばみけいこく日野山に棲み着いた大蛇が、ある時門脇某の放った矢で片目を射抜かれ、鮎川(河川)に落ちた(化け物退治)大蛇は川底の岩を噛み砕いて川を7日7晩堰き止め、溜まった水を使って海に逃れたことから出来た渓谷(渓谷峡谷)『日本の伝説27 ... 2025.10.02西毛
北毛三峰沼(群馬県みなかみ町) みつみねぬま利根郡司・波多野経家(地方豪族)の娘の妙姫(姫君)が、夜な夜な通ってくる者のために病床に就いていた(異類婚姻譚)この地を立ち寄った緒方三郎惟栄(源平の武将)がそれを聞き、郡司の家に来たあやかしを斬った(化け物退治)翌朝血痕をたど... 2025.09.26北毛
東毛長良神社(群馬県千代田町瀬戸井) ながらじんじゃ瀬戸井にあった赤沼に棲む大蛇が毎年人身御供を要求し、人々を苦しめた桐生へ下向していた藤原長良(藤原氏)に退治を依頼したところ、弓矢で大蛇の両目を潰した(化け物退治)さらに刀で18に切り刻み、瀬戸井に頭を、他の場所にもそれぞれ埋... 2025.09.23東毛