化身した石

峡東

国立神社 矢石(山梨県笛吹市)

くにたちじんじゃ やいし天から降ってきた矢が石と化したとされる石(化身した石)この矢石から降矢姓を名乗る家がこの近辺には多くある(姓名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.50山梨県笛吹市 一宮町塩田
佐渡

犬岩(新潟県佐渡市)

いぬいわ太陽を戻した報いで没落した犬神長者は敵に襲われ佐渡から逃げ出した(長者の没落)その時に船に乗りそびれた犬と茶坊主が悲しみのあまり石となった(化身した石)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.110新潟県佐渡市 犬神平
佐渡

影の神(新潟県佐渡市)

かげのかみ佐渡の霊峰である金北山の祠の影を、日の出(太陽)と共に映し出す巨岩として名が付いた(地名の由来)神様がこの集落に住む娘を好きになり、使いの牛をやって嫁に来るよう頼んだ娘は承知せず、返事がもらえない牛は帰れず、そのまま石となってしま...
佐渡

夫婦岩(新潟県佐渡市)

めおといわ国産みをおこなった伊弉諾神と伊弉冉神は、佐渡島を産んだ後に疲れを癒やすために分身の岩(夫婦岩)を造った佐渡島の残りの島をこの分身の岩に造らせていたが、見張りの猫が大あくびをしてしまい神々にばれてしまった神々は2人の乗った舟を岩に変...
奥能登

長福寺(石川県能登町)

ちょうふくじ人を襲う大蟹を空海が法力で穴の中に封印して(あるいは石に変えて)、雨乞いの神とした(化け物封印)長福寺に雨乞いに必要な文書が保管されていたが、その後焼失したその後、化身した石を掘り出すと雨が降るとされたが、長福寺に出願しないと嵐...
奥能登

明泉寺(石川県穴水町)

みょうせんじ孝徳天皇の勅使がこの地に到着した時、白雉に導かれ観音菩薩を発見したとされる(創建伝説)空海がこの地で修行中、明星が明るく照らし降臨した(明星石:化身した石)ため寺名が付いた(名称の由来)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川...
奥能登

善塚岩(石川県穴水町)

ぜんづかいわ海中から多くの銭(貨幣)が湧きだし、海岸(浜海岸)で石となったとされる(化身した石)酒田の本間家(豪商)が千石船でこの地に運んできた銭が石となったとも別名は銭塚『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.111石川県穴水...
能登南

伊須流岐比古神 動字石(石川県中能登町)

いするぎひこじんじゃ どうじせき星が落ちてきて石と化した(化身した石)星が落ちてきた時に山が鳴動したことから“石動”の地名となった(地名の由来)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.97日本伝承大鑑:石川県中能登町 石動山
能登南

永光寺 蛇胎石(石川県羽咋市)

ようこうじ じゃたいせき瑩山禅師(名僧)の導きで蛇体の妖怪が改心し、長く山門を守護するため石に化身した(人外の悟り:化身した石)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.95石川県羽咋市 酒井町
能登南

機具岩(石川県志賀町)

はたごいわ能登比咩神社の祭神が 賊に襲われた時、海に機織道具を投げ込んだところ石と化した(化身した石)女岩と男岩からなる夫婦岩でもある『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.89石川県志賀町 富来生神