名僧

加賀

行善寺 妙林柿(石川県白山市)

ぎょうぜんじ みょうりんがき日蓮宗の日像(名僧)が老女に一夜の宿を借り、渋柿を焼いて供された翌日老女は出家を願い出て許され、日像は出立の際に「信心が深ければ大樹となる」と昨夜の柿の種を植えた数年後、種が焼けたように半分黒い柿の実が成って、出...
加賀

御仏供杉(石川県白山市)

おぼけすぎ祇陀寺の大智禅師(名僧)がこの地を去る時、杉の苗を逆さに挿したものが成長した仏飯を盛った形(仏具)に似ていることから名が付いた『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.37石川県白山市 吉野
金沢

不動ヶ池(石川県津幡町)

ふどうがいけインドの名僧・三無畏三蔵(渡来人)がこの地を訪れ、池に棲む大蛇をを退治しようと祈願した(化け物封印)空から宝剣(刀剣)が降ってきて大蛇に刺さって昇天、倶利伽羅不動尊(不動明王)の発祥地とされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』...
金沢

伝燈寺 身代わり地蔵(石川県金沢市)

でんどうじ みがわりじぞう地蔵堂に泊まった開基の良運禅師(名僧)を盗賊が襲い、斬りつけた翌朝見ると地蔵の鼻が欠けているだけで(身代わりの神仏)、盗賊は改心して禅師の弟子となり、2代目住職となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店...
名古屋

元興寺(愛知県名古屋市中区)

がんごうじ落ちてきた雷を助けたお礼に授かった子供が、奈良の元興寺で鬼を退治し(化け物退治)、後に道場法師(名僧)となった道場法師はその後生まれ故郷の尾張に戻り、修行を積んだ寺と同じ元興寺を建てた(創建伝説)『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川...
安房

大巌院(千葉県館山市)

だいがんいん開基の霊巌上人(名僧)の念仏往生の説法を聞き改心した盗賊の源兵衛は、7日間この寺に通い、念仏を唱えた後に切腹した(教訓譚)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.101千葉県館山市 大網
北総

福聚寺 鉄牛和尚の墓(千葉県東庄町)

ふくしゅうじ てつぎゅうおしょうのはか“干潟八万石”の干拓をおこなった功により、福聚寺に建てられた鉄牛和尚(名僧)の墓所干拓地のために住処を失った大蛇が怨みのあまり墓に巻き付いた跡がある(痕が残る石)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)...
北総

頭白上人入定塚(千葉県香取市)

ずはくしょうにんにゅうじょうづか文明15年(1583年)に頭白上人(名僧)が人々の苦しみを救うために入定した3年後に村人が、底辺50mあまりの3段の方墳を築いて入定塚とした『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.42千葉県香取市 大根
北総

成田山新勝寺(千葉県成田市)

なりたさんしんしょうじ平将門を調伏するため、寛朝僧正(名僧)が不動明王像を奉じてこの地で護摩祈祷をおこない、敗死させた乱の平定後、不動明王像が動かなくなったので、この地に留めおいて寺を開いた(創建伝説)平将門を祭神とする神社とは相性が悪く、...
外房

成田山御本尊上陸地(千葉県横芝光町)

なりたさんごほんぞんじょうりくち平将門調伏のために寛朝僧正(名僧)が不動明王像を奉じ、船で上陸した地乱の平定後、不動明王像は成田山新勝寺の本尊となった(創建伝説)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.36千葉県横芝光町 尾垂浜