名僧

東信

貞祥寺(長野県佐久市)

ていしょうじ異様な武士がが寺にやって来て、3日後に死ぬ者の葬儀を出さないように言った葬儀の当日、雷雲が起こり死体を取ろうとしたため、棺に数珠を打ちつけてそれを阻止した(火車)ある葬式の時、黒雲が死体を奪おうとしたので、住職が数珠で打ち払うと...
島尻

護国寺の黒金座主(沖縄県那覇市)

ごこくじのくるがにざーしー沖縄最初の仏教寺院護国寺の住持を務めたことのある黒金座主(名僧)が妖術を用いて謀反を企てている噂が流れた王の命を受けた北谷王子(琉球の名族)が碁に誘い、そこで耳(頭部各部)を賭けた座主が負けて誅殺(暗殺)された北谷...
洛外

兒神社(京都市右京区)

ちごじんじゃ広沢池のほとりにある池のそばにあった遍照寺の住職・寛朝(名僧)が亡くなった後、その稚児の一人が池に身を投げた稚児が文殊の化身であり、後に村人の夢枕に立って祀るよう告げた(夢告)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.87京都...
洛外

音無の滝(京都市左京区)

おとなしのたき声明(経文を朗唱する声楽)の邪魔になると、聖応大師(良忍:名僧)が法力で滝の音を止めたとされる(音止伝説)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.78京都市左京区 大原勝林院町
洛中

道祖神社(京都市下京区)

どうそじんじゃ道命阿闍梨(名僧)が、通っていた和泉式部の家で目覚めて経を読んでから寝ようとすると、人の気配がしたそれは翁(五条の道祖神)で、普段は叶わないが、今日だけは身を清めず経を読んだので、聞くことが出来たと言った(『宇治拾遺物語』)『...
洛中

六道珍皇寺 迎え鐘(京都市東山区)

ろくどうちんの(こ)うじ むかえがね六道珍皇寺の鐘慶俊僧都(名僧)が3年間土中埋めるよう言いつけた1年半ほどで掘り出したため、撞かずに鳴る鐘になりそこなった盂蘭盆供養の前にこの鐘を鳴らすと、精霊が迷わず戻ってこれる「六道参り」の盆行事『日本...
洛中

知恩院 濡髪堂(京都市東山区)

ちおんいん ぬれがみどう知恩院境内にある住処を奪われた狐が霊巌上人(名僧)の法話を聞いて改心して知恩院を守護した(人外の悟り)法話を聞く際に童子に化けたが、その時髪が濡れていたためその名が付いた(名称の由来)狐の去り際に上人が傘(雨具)を貸...
洛外

永観堂 見返りの弥陀(京都市左京区)

えいかんどう みかえりのみだ永観堂の本尊、阿弥陀如来像永観(名僧)が修行中に、先を歩く阿弥陀如来に遭遇するひれ伏す永観に阿弥陀如来が振り返って、声を掛けた上の逸話通り、顔を左に曲げた姿の仏像『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.17京...