峡南円蔵院 百石石(山梨県南部町) えんぞういん ひゃっこくいし本堂裏庭にある名石領主であった穴山信友(戦国武将)が、飢饉で米100石を村人に給する際に、富士川の河原から石を運ばせた(慈善事業)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.101山梨県南部町 南部 2025.08.12峡南
峡南懸腰寺 法論石(山梨県富士川町) けんようじ ほうろんせきこの地に巡錫していた日蓮がこの石に腰掛けて法話をおこなっていた(腰掛け石)これを聞いた妙法寺の善智法印が法論を仕掛けたが、分が悪くなった法印は法力でこの大石を浮揚させたが、日蓮はこれを止めて逆に降ろせなくさせ、法印の... 2025.08.11峡南
峡北峡中泣き石(山梨県甲斐市) なきいし新府城を追われた武田勝頼に従った夫人が、ここで振り返り燃える城を見て涙を流した(落城伝説)同時にこの石も涙を流して泣き、その跡が残っている(名石)岩の裂け目から水が流れていた(湧水)が、鉄道敷設により移動、水脈が断たれたとのこと『日... 2025.08.09峡北峡中
峡北峡中虎御前の鏡立石(山梨県南アルプス市) とらごぜんのかがみたていし曾我十郎の愛妾であった虎御前はこの地の出身とされ、縁あって養女となって大磯へ赴いた曾我兄弟の仇討ち後は故郷に戻り、この地で生涯を終えた虎御前がこの石に鏡を立てて化粧をした(名石)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川... 2025.08.08峡北峡中
郡内留守ヶ岩(山梨県富士河口湖町) るすがいわ大石村大火の復旧工事でやって来た幸右衛門という大工がおるすという娘と恋仲になった工事が終わり、対岸の村に住む幸右衛門会いたさに、おるすはたらい舟に乗って毎夜湖を渡った(愛着執心)100日目の夜は嵐で、来ないだろうと幸右衛門は目印の... 2025.08.04郡内
河内牽牛石(大阪府枚方市) けんぎゅうせきかつて牛石(ぎゅうせき)と呼ばれていた石(名石)戦後、機織神社と関連づけることで牽牛石と呼ばれ、七夕伝説を形成する『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.101大阪府枚方市 香里ヶ丘 2025.07.12河内
大阪藁打石(大阪府大阪市阿倍野区) わらうちいし動乱を避けた吉田兼好(文人)が、弟子の命婦丸の故郷であるこの地に隠れ住んだここで兼好は藁を打って筵(敷物)を作り、生計を立てていた正圓寺門前にある“大聖歓喜天”の標柱の礎石が、藁を打った時に用いた藁打石とされる(名石)『日本の伝... 2025.07.07大阪
能登南▲硯石(石川県七尾市) すずりいし机島にある名石真ん中にある穴に溜まった水を空海が硯の水として使った穴の水は炎天でも涸れず、かき混ぜると嵐となって島から出られなくなる(禁を犯す)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.104石川県七尾市 中島町瀬嵐 2025.06.20能登南
金沢高鞆神社 大石(石川県金沢市) たかともじんじゃ おおいし加賀藩主の前田利常(大名)が能登国富来町から庭石として運ばせた、亀の姿によく似た名石港から城に運ぶ途中、この地で首の部分が折れたためそのまま放置された大正15年(1926年)に高鞆神社の境内に移設された亀石(志賀町... 2025.06.14金沢
広島廿日市福王寺 さざれ石(広島県広島市安佐北区) ふくおうじ さざれいし貞観5年(863年)に紀伊国の千里の浜で光るさざれ石(名石)が発見され、京の貴族(公家)に献上された南北朝時代に、貴族の子孫がこの石を持って安芸国に下向した粗末に扱うと鳴動したり、嵐を起こすため(怪を呼ぶ石)、福王寺に... 2025.05.23広島廿日市