名石

広島廿日市

龍石(広島県広島市安佐南区)

たついし安芸の武田義信(武家)は家臣の菩提を弔うための大寺院建立の土地を求めていたある時、2羽の鶴が巨石に舞い降りて来るのを見て、この地に寺院を建立した(創建伝説)龍石の名は、長さ8mの巨石の姿が龍に似ていることから付けられた(名石)『日本...
広島廿日市

卒塔婆石/康頼灯籠(広島県廿日市市)

そとばいし/やすよりとうろう鹿ヶ谷の陰謀で鬼界ヶ島に流された平康頼(源平の武将)は、帰還を願った和歌を1000本の卒塔婆に書いて海に流した歌の書かれた1本の卒塔婆が厳島神社に流れ着いて、そこから康頼の赦免が叶った卒塔婆が流れ着いた場所にあっ...
尾張

七ツ石(愛知県一宮市)

ななついし東征を終えて伊吹山に向かう折、日本武尊が自分の剣(刀剣)を研いだとされる名石この故事から別名・剣研石と呼ばれる『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.23日本伝承大鑑:愛知県一宮市 大和町戸塚
高松坂出

太鼓の鼻の大岩(香川県高松市)

たいこのはなのおおいわ志度寺に残る「海女の玉取り」伝説ゆかりの地龍神に奪われた面向不背の玉(宝物)を取り戻すため、この場所で太鼓や笛を鳴らして龍をおびき寄せた(名石)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.25香川県高松市 庵治町
高松坂出

駒立岩(香川県高松市)

こまだていわ那須与一が屋島の戦いで扇の的を射る際、足場を固めるために馬を止めた岩(名石)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.23日本伝承大鑑:香川県高松市 牟礼町牟礼
高松坂出

那須与一祈り岩(香川県高松市)

なすのよいちいのりいわ屋島の戦いで那須与一が扇の的を射抜く直前に神仏に祈りを捧げたとされる岩(名石)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.23日本伝承大鑑:香川県高松市 牟礼町牟礼
南信

立石寺 立石(長野県飯田市)

りっしゃくじ たていし立石寺の境内にある石(名石)寺を建立したところ、一夜にして大きな石が地中から出現したこの不思議な現象から、寺名を立石寺とした(名称の由来)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.111長野県飯田市 立石
南信

日蓮の高座石(長野県富士見町)

にちれんのこうざいし日蓮がこの地を訪れた時、疫病が流行しており、岩の上に立って三日三晩説法と加持祈祷(宗教儀式)をして霊験を示した(名石)石のそばに挿した杖から蔦(蔦葛)が芽吹き、石を蔽うようになった『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)...
中信

加助夫婦惜別の岩(長野県松本市)

かすけふうふせきべつのいわ別名・縁切石多田加助(義民)が刑場へ行く途中、妻と別れを惜しんだとされる石(名石)ここで妻との縁を切ったため、嫁入り行列はここを避けて通ったとされる(破談の俗信)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.79長野...
北信

小菅神社 隠石(長野県飯山市)

こすげじんじゃ かくれいし小菅神社奥社への参道沿いにある岩(名石)川中島の戦い(戦国の戦い)のあと、上杉謙信が戦を避けてこの岩に逃げ隠れた武田勢が追ってきたが、山が鳴動して岩や木が倒れ落ちてきたため逃げ帰り、謙信は難を逃れたとされる『日本の...