和泉葛葉稲荷神社(大阪府和泉市) くずのはいなりじんじゃ安倍保名が助けた狐が女人となって保名の許を訪れ、やがて一子をもうけた(動物報恩譚)ある時子供の前で正体を現した狐は和歌を残して姿を消した残された子はその後才覚を現し、後の安倍晴明となった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角... 2025.07.07和泉
大阪露天神社(大阪府大阪市北区) つゆてんじんしゃ大宰府へ左遷される菅原道真が、この地で詠んだ和歌から名付けられた(名称の由来)近松門左衛門の人形浄瑠璃(演劇)『曽根崎心中』のお初徳兵衛が心中した場所この事件から、お初天神の別名がある『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)... 2025.07.06大阪
大阪江口君堂(大阪府大阪市東淀川区) えぐちのきみどう正式名は寂光寺謡曲「江口」では、江口で遊女をしていた妙は、平資盛(平氏)の娘とされるそこへにわか雨に遭った西行が一夜の宿を請うたが断られ、和歌のやりとりをした(『新古今和歌集』収録) その後、妙は仏門に帰依して堂宇を建立した... 2025.07.06大阪
加賀歌占滝(石川県白山市) うたうらたき伊勢の神主が歌占いをしながら諸国を巡り、この滝のそばに滞在していた親を探している子供がここで歌占いをしたところ、それが神主の息子であった和歌によって対面を果たした親子の話(親子の情愛)を謡曲とした『日本の伝説12 加賀・能登の伝... 2025.06.15加賀
安芸竹林寺(広島県東広島市) ちくりんじ八千代という女性が子宝を祈願して竹林寺へ通うと、満願の日に堂の中から童子(稚児)が現れて玉を授けた別説では、八千代は寺からの帰りに戯れに生えていた筍に恋歌(和歌)を詠んだところ懐妊したともその後八千代は男児を出産、子供は自ら「我は... 2025.05.25安芸
安芸吾妻子の滝(広島県東広島市) あづまこのたき源頼政が敗死し、安芸国へ逃げた愛妾の菖蒲御前は、一時期この滝に身を潜めたこの間に、頼政との間に出来た種若丸が亡くなり、遺体をこの地に埋めた後に観音堂に宝篋印塔を安置した(子女受難)滝の名は、我が子の死を悲しんだ菖蒲御前が詠んだ... 2025.05.25安芸
広島廿日市内侍岩(広島県廿日市市) ないしいわ徳大寺実定大納言(公家)が厳島を訪ねた時に、巫女の有子内侍と相思相愛となったやがて大納言が京へ帰る際、有子内侍は船を追って岩(巨石)に登って和歌を詠み、別れを惜しんだその後、内侍は大納言を追って都へ行くが、身分違いをはかなんで入水... 2025.05.22広島廿日市
広島廿日市卒塔婆石/康頼灯籠(広島県廿日市市) そとばいし/やすよりとうろう鹿ヶ谷の陰謀で鬼界ヶ島に流された平康頼(源平の武将)は、帰還を願った和歌を1000本の卒塔婆に書いて海に流した歌の書かれた1本の卒塔婆が厳島神社に流れ着いて、そこから康頼の赦免が叶った卒塔婆が流れ着いた場所にあっ... 2025.05.22広島廿日市
西三河無量寿寺 八橋(愛知県知立市) むりょうじゅじ やつはし川で2人の子供を溺れ死なせた母が尼僧となり、川に8つの橋を架ける大願を成就した橋は八橋と呼ばれるようになり、周囲に杜若が咲く名所となった在原業平はこの八橋で、各句の頭に「かきつはた」の文字を織り込む和歌を一首詠んだこ... 2025.05.14西三河
東三河伊良湖神社 磯丸霊神祠(愛知県田原市) いらごじんじゃ いそまるれいしんほこら無学だった糟谷磯丸(歌人)は30歳半ばで和歌を始め、まじない歌で有名となった死後、まじない歌の効験から神格化され祠が建てられ、現在は伊良湖神社境内に糟谷磯丸旧里の碑(歌碑)と共にある『日本の伝説7 愛知... 2025.05.12東三河