北毛囀り石(群馬県中之条町) しゃべりいし/さえずりいしある旅人が岩の上で寝ていると、自分が探している仇のことを喋る声が聞こえ、無事に本懐を遂げた人の役に立つことを喋る石であったが、ある時それを知らない者が声に驚いて斬りつけて以来喋らなくなった『日本の伝説27 上州の伝... 2025.09.27北毛
峡北峡中鳴石(山梨県北杜市) なるいし別名・椀貸し石膳椀が必要な時に頼むと、翌日の朝に石の上に人数分置かれていた(椀貸伝説)ある者が膳椀を少し壊したまま返したため、二度と貸さなくなった何か変事がある時には必ず音を鳴らして知らせた(変事の知らせ:喋る石)『日本の伝説10 ... 2025.08.10峡北峡中
峡東獅子石(山梨県笛吹市) ししいし大雨が降り続き、京戸山が崩れて土石流が発生した時(山津波)、巨石が立ち上がり大きく吠えだした(喋る石)巨石が吠えて立ち塞いだため、水の流れが変わり、この一帯の被害を防いだ『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.50山梨県笛吹市... 2025.08.08峡東
東三河鸚鵡石(愛知県田原市) おうむせき郡司の渥美太夫国重(地方豪族)は狩りの途中で美しい娘を見つけて妻とし、玉栄という子を授かった賊が屋敷に押し入った時、妻は大蛇の正体を見せてしまい、それを恥じて玉栄に笛を形見として残して去った(異類婚姻譚)玉栄には許嫁があったが、こ... 2025.05.14東三河
西三河鶏石(愛知県豊田市) にわとりいし村の開拓者が朝早く耕作していると鶏の鳴き声が聞こえたので行ってみると、巨石から鳴き声が聞こえた(喋る石)村の者も鳴き声が聞きたいと朝早くから外に出て働くようになり、村はますます栄えた(教訓譚)ある者が汚れた下着を石の上で乾かした... 2025.05.12西三河
尾張仁昌寺 うなり石(愛知県北名古屋市) にんしょうじ うなりいし夜な夜な唸り声を発したとされる石(喋る石)掘り出そうと2人の男が鍬を入れたところ唸りだし、そのまま高熱を出して死んだ(障る石)平成25年(2013年)に現在地に移転『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.20愛知... 2025.05.09尾張
中信鯉岩(長野県南木曽町) こいいわ形が鯉が飛び跳ねているように見えるために名付けられた巨石(奇岩怪石)明治時代の大地震のために頭部が崩落したこの岩のそばで木曽義仲と巴御前が別れを惜しんだことから「恋岩」ともいう(恋野という地名の由来)鎌倉時代あるいは戦国時代の武将の... 2025.01.27中信
北信▲夫婦岩(長野県長野市) みょっといわ鬼無里から白馬に抜ける、嶺方峠の旧道にある夫婦岩縁結びのご利益があり、白馬側の岩に腰掛けて他方の岩に触れると、鬼無里側から相手を迎えることが出来る谷底から泣き声がするので見に行くと、一方の岩が落ちており、両村の人総出で引き揚げた... 2025.01.26北信
東信懐古園 鶯石(長野県小諸市) かいこえん うぐいすいし懐古園(小諸城址)にある城主が通ったり、祝い事があると鶯の鳴き声を発する石(喋る石)雨に濡れると「梅に鶯」の図柄が浮かび上がるという伝説もある『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.23長野県小諸市 丁(懐古園) 2025.01.25東信
島尻波上宮(沖縄県那覇市) なみのうえぐう琉球八社の1つ(琉球国一之宮)ある者が得た喋る石を当地に移したところ石が神託し、王府が社殿を建てて祀ったとされる(創建伝説)『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.14沖縄県那覇市 若狭 2025.01.06島尻