四国八十八ヶ所

西讃

道隆寺(香川県多度津町)

どうりゅうじ四国八十八ヶ所霊場の1つ領主(地方豪族)の和気道隆が、毎夜光る桑の木を怪しみ、そこに向かって矢を放ったその時誤って乳母を射殺してしまったため、その木を伐って仏像を彫り、堂を建てたことから始まる(創建伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝...
高松坂出

白峯寺 頓証寺殿(香川県坂出市)

しろみねじ とんしょうじでん白峯寺(四国八十八ヶ所霊場)境内にある、崇徳上皇の廟所(陵墓)守護神として白峯権現相模坊(天狗)も祀られている西行が白峯陵を訪れ、和歌を詠んだ際に、堂が鳴動したとされる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p....
高松坂出

讃岐国分寺 梵鐘(香川県高松市)

さぬきこくぶんじ ぼんしょう百々[童洞]淵の大蛇がかぶっていた鐘とされ、別子八郎(武人)によって讃岐国分寺(四国八十八ヶ所霊場)に奉納された生駒一正(大名)が気に入って城下に持ち帰ったが、「国分寺へいのう(帰ろう)」と鳴り響くため、元に戻し...
高松坂出

百々淵(香川県高松市)

どうどうのふち「童洞」とも表記鮎滝橋の北にある淵大蛇が棲み着いており、別子(別枝)八郎という弓の名人(武人)が退治しようとした大蛇は頭に鐘をかぶり矢を防いだが、二の矢に当たり、数日後死体が河口の沖合に浮かんだ(化け物退治)大蛇のかぶっていた...
東讃

與田寺 仁王像(香川県東かがわ市)

よだじ におうぞう増吽僧正(名僧)が四国八十八ヶ所霊場の羅漢寺へ出掛けた際、帰りが遅くなったため仁王が供をして與田寺へ送った仁王は僧正の徳を慕い、そのまま与田寺の門前に立つようになり、羅漢寺には仁王がいなくなったとされる(慣習の由来)『日本...
東讃

大窪寺 杖泉(香川県さぬき市)

おおくぼじ つえいずみ四国八十八ヶ所霊場の結願所である大窪寺の奥の院にある空海が錫杖で地面を突いて出来たとされる湧水『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.31香川県さぬき市 多和兼割
東讃

長尾寺 静御前剃髪塚(香川県さぬき市)

ながおじ しずかごぜんていはつづか四国八十八ヶ所霊場・長尾寺の境内にある母の磯禅尼の故郷に戻ってきた静御前は、長尾寺に参詣して母娘共に得度して髪を下ろした(尼僧)静御前の毛髪を祀った塚『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.28香川県さ...
東讃

志度寺 海女の墓(香川県さぬき市)

しどじ あまのはか四国八十八ヶ所霊場・志度寺境内にあり、「海女の玉取り伝説」縁起の伝承が残る面向不背の玉(宝物)を龍神に奪われた藤原不比等は、志度の地へ赴き、海女の玉藻との間に一子をもうける玉藻は龍宮へ行き玉を取り返すが、自らも致命傷を負い...
高松坂出

屋島寺 蓑山大明神(香川県高松市)

やしまじ みのやまだいみょうじん四国八十八ヶ所霊場・屋島寺境内にあり、太三郎狸を祀る社空海が屋島で道に迷った時に、蓑笠(雨具)をつけた老人に案内されたが、それが太三郎狸とされる屋島寺を守護するとされ、歴代住職に屋島の戦いの様子を夢枕で見せた...