西毛

ひともっこ山(群馬県高崎市)

ひともっこやま上野と駿河の天狗(巨人)が、どちらが一夜で高い山を造れるかを争った(一夜作り伝説)上野の天狗は榛名湖となる場所を掘って榛名富士を造ったが、途中で一番鶏が鳴いてしまった最後に運び上げた土がこぼれ落ち、榛名富士の隣に小さな小山が出...
峡南

灰土地蔵(山梨県身延町)

はいつちじぞう延命地蔵とも呼ばれる富士の裾野の開墾をしていた和田平馬という者が、裾野の灰土を1袋持って郷里に一時戻ってきた近くの地蔵に灰土を供えたところ、その晩に大風が吹いた翌朝見ると周囲の河原が、灰土の客土によって耕地となっていた(手伝う...
能登南

酒井惣左衛門の墓(石川県中能登町)

さかいそうざえもんのはか隣村との境界争い(訴訟)の際、我が村の土は食べられると主張し、実際に食い競べをして勝利した(名士)を葬った墓(墓所)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.96石川県中能登町 小竹