在原業平

生駒葛城

業平姿見の井戸(奈良県斑鳩町)

なりひらすがたみのいど高安の姫の許に通い詰めていた在原業平は、姫の無作法な食事を見て愛想を尽かし逃げ帰った(『伊勢物語』)姫は追いかけ、木に登って隠れていた業平の姿が映った井戸に飛び込んで死んだとされる空海が500番目に造った井戸とされ、「...
磯城高市

斎宮神社(奈良県田原本町)

さいぐうじんじゃ在原業平が伊勢斎宮(内親王)を誘い出して共に逃げ落ち、この一帯を治める長谷川党を頼った(恋の伝説)長谷川党は二人を匿うために斎宮寺という寺院を建て、その名残として神社が残り地名の由来となった『日本の伝説13 奈良の伝説』(角...
磯城高市

在原神社 筒井筒(奈良県天理市)

ありわらじんじゃ つついづつかつて在原寺があった地で、在原業平と妻の紀有常の娘もこの地に住んでいたとされる境内にある井戸は『伊勢物語』や謡曲「井筒」に登場するものとされる『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.37奈良県天理市 櫟本町
川越飯能

満行寺(埼玉県新座市)

まんぎょうじ周囲が草原の中に堂宇が一つ建っていることから“野寺”の通称で知られる(名称の由来:地名の由来)特に鐘が有名であり、在原業平が“野寺の鐘”と和歌に詠み込んでいる『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.74埼玉県新座市 野寺
川越飯能

平林寺 野火止塚(埼玉県新座市)

へいりんじ のびどめづか長勝長者の許に滞在していた在原業平は、長者の娘の青前姫(姫君)と相思相愛の仲となった長者が仲を認めないため二人は館から逃げたが、追っ手は火をつけて炙り出そうとした身の危険を感じた姫が和歌を歌うと火は途中で消えるも、居...
行田春日部

春日部八幡神社 都鳥の碑(埼玉県春日部市)

かすかべはちまんじんじゃ みやこどりのひ古隅田川の流れるこの地は、東国へ下った在原業平が“みやこどり”の和歌を詠んだ場所とされ、歌碑が建つ江戸時代後期の公家で歌人の千草源有功が歌碑を建てた『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.41埼...
北摂

中将塚(大阪府高槻市)

ちゅうじょうづか上宮天満宮の北側にある古墳(中将塚古墳)中将の名称は在原業平の官位から取ったもので、業平を葬った墳墓と言い伝えられる『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.110大阪府高槻市 天神町
河内

渚の院跡(大阪府枚方市)

なぎさのいんあと惟喬親王が遊猟のためにこの地を訪問する際に利用した別荘跡(屋敷跡)在原業平らと共に訪れ、詩歌に興じたとの記録も残る『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.101大阪府枚方市 渚元町
河内

千手寺(大阪府東大阪市)

せんじゅじ惟喬親王が起こした乱の際に、本尊の千手観音は自ら池に飛び込んで難を逃れた(仏の避難)その後池から怪光が発せられるため、在原業平が仏像を拾い上げ、寺院を再興した『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.92大阪府東大阪市 東石切町
河内

神立茶屋辻(大阪府八尾市)

こうだちちゃやつじ在原業平が大和より通って逢瀬を重ねた女・梅野が住んでいたとされる茶屋の跡(屋敷跡)梅野が飯を自分でよそうところを見た業平は興醒めして来なくなり、梅野はそれを苦にして自害した(悲恋伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店...