地名の由来

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与一八幡社(群馬県甘楽町)

よいちはちまんしゃ那須与一が幼少時に滞在した土地とされ、与一を祀る神社が建てられた祠のある一帯は那須与一自身あるいは兄の所領と言われ、現在も“那須”の地名が残る(地名の由来)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.123群馬県甘楽町 ...
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乃久里神社(群馬県上野村)

のぐりじんじゃ日本武尊が東征からの帰還の折、この地で弟橘媛の遺髪を家臣に祀らせた御神体は33尋の長さの毛髪で、ある時疫病が流行ったためそれを川に流したことから“神流”の地名の由来となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.119群...
西毛

投石峠(群馬県神流町)

なげいしとうげ西御荷鉾山と東御荷鉾山の間にある峠空海によって退治された鬼が、武器として使っていた石棒(武具)をここから投げ放った(投げ石:地名の由来)石が落ちた場所は“鬼石”という地名となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.1...
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霧積温泉(群馬県安中市)

きりづみおんせん傷ついた犬が湯浴みをしているのを猟師が見て発見された温泉上の伝説から“犬の湯(入りの湯)”と呼ばれていたが、霧が多いため霧積温泉と名を変えた(地名の由来)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.111群馬県安中市 松井...
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若宮八幡宮(群馬県高崎市)

わかみやはちまんぐう東国遠征した源頼義・源義家親子がこの地で戦勝祈願をして、神託に従って6月18日に元日(正月)の儀式をおこなった儀式を終えると夏の土用にもかかわらず雪が降ったため、義家の年齢を14歳とした(天変地異)この故事より村の名を“...
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万騎峠(群馬県東吾妻町)

まんきとうげ浅間から那須野へ巻き狩りへ向かう途中、源頼朝が1万の軍勢を揃えてこの峠を越えた(地名の由来)近隣の夜盗と区別するため勢子の額に卍を書かせて峠を越えたことから「万字峠」とも呼ばれるまた引き上げた後に全員の顔を洗わせ、頼朝が「素顔と...
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吉岡神社(群馬県東吾妻町)

よしおかじんじゃ浅間の巻き狩りに来た源頼朝が通りがかった折、景色を見て「美岡」と愛でたことが地名の由来となったその時守り本尊の薬師如来像(仏像)を奉納した『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.85群馬県東吾妻町 本宿
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吾嬬神社(群馬県中之条町)

かづまじんじゃ上毛野君の曾孫で、日本武尊の妻となった吾妻(上妻)姫が亡くなった後、その霊は山に飛び立ったこの山を吾嬬山と呼び(地名の由来)、その麓に社を建てた(創建伝説)坂上田村麻呂が蝦夷討伐の折、吾嬬山山頂に日本武尊の分霊を祀ったのが始ま...
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四万温泉(群馬県中之条町)

しまおんせん坂上田村麻呂が蝦夷征伐の途上に入浴したのを始まりとする温泉頼光四天王の碓井貞光がこの地に滞在中、夢枕に童子が現れ「40000の病悩を治す湯を授ける」と言われた(夢告)その直後に温泉を発見したため、四万温泉の名が付いた(地名の由来...
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添うが森/添わずが森(群馬県高山村)

そうがもり/そわずがもり平将門討伐のため従軍した小野俊明(廷臣)は、当地で“あわび姫”を見初めたため、出陣出来ずに終わった俊明は恥じて出家して熱退と名乗り、天慶7年(944年)一子を連れて面会を求めたあわび姫を拒絶した(悲恋伝説)悲嘆したあ...