地名の由来

備後

仙酔島(広島県福山市)

せんすいじま平清盛が厳島神社をこの島に移そうとしたその時に島にある山を大弥山・小弥山と呼ぶようにした(地名の由来)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.91広島県福山市 鞆町後地
備後

弁天島(広島県福山市)

べんてんじまある侍が刀(刀剣)を落としたので、100貫の賞金(貨幣)で拾うように頼んだ鮫が多くいるため引き受ける者がなかったが、ある漁夫が飛び込んで刀を拾い上げた漁夫は鮫に足を食われ亡くなったことから、侍は100貫で供養の石塔を島に建てたこ...
備後

若菜峠(広島県世羅町)

わかなとうげ尾道のある商家(商人)の娘が、店の手代と恋仲となったため、親が手代を故郷の田打に帰した娘は毎夜家を抜け出して田打にある峠まで行くと、そこにある3つの池に入って大蛇に化身して夜を明かした(変身譚)後を追って蛇体を目撃した父親は、元...
安芸

姫ヶ池(広島県東広島市)

ひめがいけ所領を奪われた菖蒲御前が落ち延びる途中、追っ手が迫る危機があったその時、侍女の鶴姫が菖蒲御前を名乗って池に飛び込み、時間稼ぎをしたおかげで逃げ切れた鶴姫が入水した池であることから姫ヶ池の名が付いた(地名の由来)『日本の伝説21 広...
広島廿日市

生石子神社(広島県広島市安芸区)

ういしごじんじゃ神武東征の折に陣所となった地であり、神武天皇の兄・五瀬命の名から瀬野の地名の由来となったこの地で市杵島姫命(宗像三女神)が子を産んだとされる『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.59広島県広島市安芸区 瀬野
広島廿日市

ささらが池(広島県広島市東区)

ささらがいけ平家の落人の少女が池に入水しようとしたのを村長が助け、池のそばに住まわせたその後源氏の追っ手が笛の音を聞きつけて住処を見つけ、少女は捕らわれるのを恥じて池に入水した(子女受難)少女は平知盛(平氏)の姪で、ささら姫という姫君であっ...
名古屋

桶狭間古戦場公園(愛知県名古屋市緑区)

おけはざまこせんじょうこうえん桶狭間の戦いで、本陣から逃れた今川義元が織田勢に討ち取られた場所とされる塚から掘り出された、今川義元の墓所とされる“駿公墓碣”が敷地内にある義元首洗いの泉(湧水)があり、泉の中に回る桶があったことから桶狭間の地...
東三河

碁盤石山(愛知県設楽町)

ごばんいしやま天狗が棲む山とされる山頂付近にある碁盤石(巨石)は、村人と碁(娯楽)で打ち負けた天狗が腹を立てて投げた碁盤で、地名の由来となった『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.115愛知県設楽町 東納庫
海部知多

常福寺(愛知県大府市)

じょうふくじ平家滅亡後に平景清がこの地に隠棲し、建立した寺院この地で半月掛かって仏像を彫ったことから、半月という地名となった(地名の由来)『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.96愛知県大府市 半月町
西三河

法蔵寺 賀勝水(愛知県岡崎市)

ほうぞうじ がしょうすい東征の折、日本武尊が戦勝を祈願している最中に湧き出てきた湧水これを祝して日本武尊が「賀勝」と3回声を上げたことから名付けられた(地名の由来)徳川家康が幼少の折、手習いのためにこの水を使った『日本の伝説7 愛知の伝説』...