石見坊主岩(島根県吉賀町) ぼうずいわ吉賀川(河川)の真ん中にある石(名石)近くの寺の僧侶が肉食したと疑われ、箸を川に流して身の潔白を証明しようとした箸は川の流れに逆らって上流に流れたため、肉食したとされ、僧はやむなくこの石から川に入水したこの故事より一帯は法師淵と呼... 2025.09.11石見
石見伊勢島(島根県益田市) いせしまお伊勢という娘が高島へ嫁に行ったが、島の生活に飽きたため、一度故郷へ帰りたいと考え出した島から陸まで3里(12km)あり、泳いで帰れるか1周1里の島を3周泳いで確かめることにした3周泳いでなお余力があるので、そのまま陸へ向かって泳ぎ... 2025.09.11石見
石見琴ヶ浜 琴姫の碑(島根県大田市) ことがはま ことひめのひ壇ノ浦の戦い後、一艘の舟が漂着し、中に琴(楽器)を抱えた若い女性が乗っていた平家の落人だった女性はこの地に滞在して琴を弾いていたが、間もなく病で亡くなったその死後から、浜(浜海岸)の砂が音を立てて鳴くようになり、琴ヶ... 2025.09.05石見
石見姫逃池(島根県大田市) ひめのがいけ近くの山賊(盗賊)の頭領が長者の娘に懸想し、長者の家を襲ったその時、娘と恋仲だった若者が助太刀に来たが、逆に返り討ちに遭った(悲恋伝説)娘は嘆き悲しみ池に入水したが、その後ほとりに咲くようになった杜若は娘の魂の化身とされた(地名... 2025.09.05石見
石見浮布池(島根県大田市) うきぬののいけ池の原長者の娘が、この池のほとりで若者と出会い恋仲となったある武士が通りがかったところ、娘が大蛇に巻きつかれており、矢を射て撃退した(異類婚姻譚)娘は大蛇を追って池に飛び込み、やがて着物(衣類)だけが水面に浮かんできた(地名の... 2025.09.05石見
出雲稲城大明神(島根県出雲市) いなぎだいみょうじん八岐大蛇の生贄になる奇稲田姫命を素戔嗚尊が匿ったとされる叢林が残るその後素戔嗚尊がこの地に奇稲田姫命を妻問いして朝帰りするため、“朝妻里”の名が付いた(地名の由来)『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.40... 2025.09.04出雲
出雲鬼の舌震(島根県奥出雲町) おにのしたぶるいこの地に住まう玉日女命(その他の神々)に懸想した鰐(鮫)が斐伊川(河川)を遡ってきたそれを嫌った命は巨岩を投げて、鰐が川を遡れないようにした(地形の由来)鰐が驚いて舌を巻いた、鰐が命を慕った(したぶる)など、地名の由来がさま... 2025.09.04出雲
出雲弁慶島(島根県松江市) べんけいじま幼少の弁慶がやんちゃばかりするため、母の弁吉が中海にある小島に弁慶を置き去りにした(地名の由来)弁慶は小石を運んできて道を造り、歩いて島から帰ってきた『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.28島根県松江市 長海町 2025.09.04出雲
南薩手蓑峠(鹿児島県南九州市) てみのとうげ知覧の領主から急ぎの手紙(文書)を預かった藩士が峠を越える途中でにわか雨に遭った峠に生える茅で蓑(雨具)を作って手紙を濡らさずに済ませたので、領主が手蓑峠の名を付けた(地名の由来)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.... 2025.08.28南薩
南薩冠嶽神社(鹿児島県いちき串木野市) かんむりだけじんじゃ用明天皇の命により、蘇我馬子が熊野三社権現(熊野権現)を勧請して創建した(創建伝説)祭神である櫛御毛野命(くしみけぬのみこと)が串木野の地名の由来となった『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p,69鹿児島県いちき... 2025.08.26南薩