地名の由来

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地蔵ヶ岳 賽の河原(山梨県韮崎市)

じぞうがたけ さいのかわら別名・地蔵岳奈良法皇(孝謙天皇)がこの山に登り、安産祈願のため地蔵を安置した(地名の由来)山頂近くの賽の河原と呼ばれる砂地があり、早朝子供の足跡(手形足形)がたくさん付いている(死者の怪)この一帯にある地蔵を持ち帰...
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姥婆石(山梨県韮崎市)

うばいし老婆が顎を支えている姿に似ているといわれ、姥婆石と呼ばれる巨石下の空所で雨宿りする事が出来、それが姥の懐に抱かれるように感じるため名が付き、地名の由来となった『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.70山梨県韮崎市 上祖母石
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独鈷ノ井戸(山梨県南アルプス市)

とっこのいど空海が独鈷杵(金剛杵)で地面を突いて湧き出てきた湧水日照りの時でも涸れない井戸とされ、地名の由来となっている『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.62山梨県南アルプス市 清水
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慈照寺 竜王水(山梨県甲斐市)

じしょうじ りゅうおうすい開祖の真翁宗見(名僧)が釜無川の竜王潭(淵)に住む悪龍を済度した翌日、翁に変じた竜王潭の主が礼を述べに現れ、本堂の前庭に湧水を出現させたこのことから湧水は竜王水と呼ばれ、それが地名となった(地名の由来)『日本の伝説...
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阿難坂峠(山梨県甲府市)

あなんざかとうげ別名・女坂峠身重の女性(妊婦)がこの峠に差し掛かった時に産気付いたが、母子共に亡くなった(子女受難)供養のために子を抱いた地蔵を置き、それを“女石”と呼んだことから名が付いた(地名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川...
峡東

御坂峠(山梨県笛吹市)

みさかとうげ日本武尊が東征の折、この峠を越えて甲斐国に入ったとされる(地名の由来)御坂隧道(洞門隧道)の富士河口湖側出口付近にある天下茶屋(店舗)は多くの文人が滞在したことで知られる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.50山梨県笛...
峡東

長慶寺 笛吹権三郎の墓(山梨県笛吹市)

ちょうけいじ ふえふきごんざぶろうのはか権三郎という若者は笛(楽器)の名人で、母と共に暮らしていた洪水(水害)が起こり母だけが流されると、権三郎は行方を尋ねて川沿いを彷徨ううちに溺死した権三郎が死んだ河川は後に笛吹川と呼ばれるようになった(...
峡東

大菩薩峠(山梨県甲州市)

だいぼさつとうげ新羅三郎義光(源氏)が奥州に攻め入る時、この峠を越えようとして道に迷った一人の木樵(杣人)が頂上まで道案内して消えると、眼下に八流の白旗があり、八幡神の化身であることを悟ったその時義光が「南無八幡大菩薩」と唱えたことから名が...
峡東

塩ノ山(山梨県甲州市)

しおのやまデイラボッチ(巨人)が2つの山を苧殻の棒で担っている途中で棒が折れたためこの場所に置かれた四方から見える(四方がよく見える)山から“しほうの山”と呼ばれ、それが地名の由来となった『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.45山...
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夢見山 夢見石(山梨県甲府市)

ゆめみやま ゆめみいし嫡男誕生の際、武田信虎(戦国大名)はこの山で宴を開いて昼寝をしていた生まれてくる子が曾我兄弟の弟・五郎であると夢で知らされたこと(夢告)から、夢見山の名が付いた(地名の由来)武田信玄が頂上にある石に腰掛けて(腰掛け石)...