中毛満福寺(群馬県玉村町) まんぷくじ平将門が上野国へ攻め入った時、歓心を買おうと地頭の娘を差し出そうとした(子女受難)娘はこれを嫌って川に身を投げると、その霊が龍に化身して怪光を発したその後、村人が龍の顎の玉(宝物)を川から拾って、寺に納めた玉は二重の箱に収められ、... 2025.09.25中毛
中毛橘山(群馬県渋川市) たちばなやま東征から戻る途中の日本武尊が弟橘媛を偲んで「あづまはや」と言ったことから名が付いた山(地名の由来)頂上にある、命が媛を偲び腰掛けた石(腰掛け石)は“恋し石”と呼ばれ、小石神社の御神体となった(現在は敷島公園内の小石神社に移転)『... 2025.09.23中毛
中毛木曽三社神社(群馬県渋川市) きそさんじゃじんじゃ木曽義仲の遺臣(落人)が氏神を奉じて廻っていたが、この地で急に御神体が重くなり動かなくなったため土着した(創建伝説)村人が「御神体は何か」と尋ねると「箱だ」と答えたことから箱田の地名の由来となった『日本の伝説27 上州の... 2025.09.23中毛
中毛弘法の清水(群馬県渋川市) こうぼうのしみずこの地を訪れた空海が水を飲もうと、湧水のそばにある柏の木に衣を掛けたその時「持てよ柏木」と声を掛けたことが、持柏木の地名の由来となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.3群馬県渋川市 赤城町持柏木 2025.09.23中毛
石見奇鹿神社(島根県吉賀町) くしかじんじゃ八岐大蛇の化身である八足八畔の大鹿が筑紫国から来て暴れ回った文武天皇の宣旨により藤原為実・藤原為方と江熊太郎(武人)がこれを討ち果たした鹿足郡の名はこの鹿から採られ、吉賀の地名も足賀の名の「足(悪し)」を「良し」に換えたもので... 2025.09.11石見
石見坊主岩(島根県吉賀町) ぼうずいわ吉賀川(河川)の真ん中にある石(名石)近くの寺の僧侶が肉食したと疑われ、箸を川に流して身の潔白を証明しようとした箸は川の流れに逆らって上流に流れたため、肉食したとされ、僧はやむなくこの石から川に入水したこの故事より一帯は法師淵と呼... 2025.09.11石見
石見伊勢島(島根県益田市) いせしまお伊勢という娘が高島へ嫁に行ったが、島の生活に飽きたため、一度故郷へ帰りたいと考え出した島から陸まで3里(12km)あり、泳いで帰れるか1周1里の島を3周泳いで確かめることにした3周泳いでなお余力があるので、そのまま陸へ向かって泳ぎ... 2025.09.11石見
石見琴ヶ浜 琴姫の碑(島根県大田市) ことがはま ことひめのひ壇ノ浦の戦い後、一艘の舟が漂着し、中に琴(楽器)を抱えた若い女性が乗っていた平家の落人だった女性はこの地に滞在して琴を弾いていたが、間もなく病で亡くなったその死後から、浜(浜海岸)の砂が音を立てて鳴くようになり、琴ヶ... 2025.09.05石見
石見姫逃池(島根県大田市) ひめのがいけ近くの山賊(盗賊)の頭領が長者の娘に懸想し、長者の家を襲ったその時、娘と恋仲だった若者が助太刀に来たが、逆に返り討ちに遭った(悲恋伝説)娘は嘆き悲しみ池に入水したが、その後ほとりに咲くようになった杜若は娘の魂の化身とされた(地名... 2025.09.05石見
石見浮布池(島根県大田市) うきぬののいけ池の原長者の娘が、この池のほとりで若者と出会い恋仲となったある武士が通りがかったところ、娘が大蛇に巻きつかれており、矢を射て撃退した(異類婚姻譚)娘は大蛇を追って池に飛び込み、やがて着物(衣類)だけが水面に浮かんできた(地名の... 2025.09.05石見