地名の由来

北摂

名月姫の墓(大阪府能勢町)

めいげつひめのはか能勢家包(地方豪族)の妻の名月姫(貞女)は美貌の持ち主で、それを聞いた平清盛は姫を差し出すよう命じた清盛が父と夫を脅したためついに姫は京へ行くことを承諾したが、途中で籠の中で自害して果てた(子女受難)墓所は姫が自害した峠に...
北摂

久安寺(大阪府池田市)

きゅうあんじ鳥羽天皇の中宮・美福門院が皇子誕生の安産祈願をおこなった無事に皇子(後の近衛天皇)が誕生したことから、不死王村と名付けられた(地名の由来)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.116大阪府池田市 伏尾町
北摂

不老水(大阪府高槻市)

ふろうすい歌人の伊勢を慕ってこの地に隠棲した能因法師が、茶を飲む時に使ったとされる湧水法師が不老不死を願って茶を飲んだことからその名が付いた(地名の由来)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.111大阪府高槻市 古曽部町
河内

鷹塚山(大阪府枚方市)

たかつかやま枚方丘陵で最も高い丘にある惟喬親王が狩りで使っていた愛鷹が死んだため、葬った地とされる(地名の由来)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.102大阪府枚方市 高塚町
河内

御殿山神社(大阪府枚方市)

ごてんやまじんじゃ惟喬親王が見晴らしの良さから東屋を建てた地に建立された(創建伝説)江戸時代初期に淀藩主永井氏(大名)によってこの地に陣屋が建てられ、御殿山という地名の由来となったとも『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.101大阪府...
河内

蹉跎神社(大阪府枚方市)

さだじんじゃ大宰府に左遷される菅原道真が、途中の丘で休憩し、都との別れを惜しんだ娘の苅屋姫は父を慕いこの地まで来たが、間に合わず足摺り(蹉跎)をしたことが地名の由来となる(親子の情愛)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.98大阪府枚...
河内

楯津浜の碑(大阪府東大阪市)

たでつはまのひ神武東征で、長髄彦に敗れた神武天皇らが退却した地ここまで退却したところで、盾を立てて雄叫びを上げたことから盾津の名が付いた(地名の由来)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.92大阪府東大阪市 善根寺町
河内

胸切坂 胸切地蔵(大阪府河内長野市)

むなぎりざか むなぎりじぞう堺の長者の娘が紀州へ嫁ぐため、輿に乗ってこの坂に差し掛かった時、新郎の急死が伝えられた娘は決して実家へ戻らぬ決心であったため、この場で胸を懐剣で刺して自害した(子女受難)このためこの坂を胸切坂と呼ぶようになった(...
和泉

施福寺(大阪府和泉市)

せふくじ通称・槙尾寺西国三十三ヵ所観音霊場の第4番札所役行者が、経巻(経典)を葛城の山々に分けた際、この山に最後の1巻を納めたので“巻尾山”と呼ばれた(地名の由来)空海がこの地で出家剃髪したとされる花山院が道に迷った時、馬のいななきに導かれ...
和泉

▲弘法井戸(大阪府和泉市)

こうぼういど空海が水と一夜の宿の礼に、水の便が悪いと嘆く庄屋のために井戸を掘り当てた井戸のそばに樫の杖を挿して去り、その木が成長したことから、若樫の地名の由来となった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.68大阪府和泉市 若樫町