地名の由来

河内

楯津浜の碑(大阪府東大阪市)

たでつはまのひ神武東征で、長髄彦に敗れた神武天皇らが退却した地ここまで退却したところで、盾を立てて雄叫びを上げたことから盾津の名が付いた(地名の由来)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.92大阪府東大阪市 善根寺町
河内

胸切坂 胸切地蔵(大阪府河内長野市)

むなぎりざか むなぎりじぞう堺の長者の娘が紀州へ嫁ぐため、輿に乗ってこの坂に差し掛かった時、新郎の急死が伝えられた娘は決して実家へ戻らぬ決心であったため、この場で胸を懐剣で刺して自害した(子女受難)このためこの坂を胸切坂と呼ぶようになった(...
和泉

施福寺(大阪府和泉市)

せふくじ通称・槙尾寺西国三十三ヵ所観音霊場の第4番札所役行者が、経巻(経典)を葛城の山々に分けた際、この山に最後の1巻を納めたので“巻尾山”と呼ばれた(地名の由来)空海がこの地で出家剃髪したとされる花山院が道に迷った時、馬のいななきに導かれ...
和泉

▲弘法井戸(大阪府和泉市)

こうぼういど空海が水と一夜の宿の礼に、水の便が悪いと嘆く庄屋のために井戸を掘り当てた井戸のそばに樫の杖を挿して去り、その木が成長したことから、若樫の地名の由来となった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.68大阪府和泉市 若樫町
和泉

加茂神社(大阪府阪南市)

かもじんじゃ山城国の加茂神社社殿造営に当たり、御神体を入れていた箱(箱類)を作り替え、古いものを鴨川に流した箱は大阪湾を出て、この地の浜に流れ着き、箱の由来を知った村人が祀った(創建伝説)箱が流れ着いた里なので“箱着里”と呼ばれ、地名の由来...
和泉

日根神社(大阪府泉佐野市)

ひねじんじゃ別名・大井関明神神武東征の折、長髄彦に敗れた神武天皇は紀州へ向かうこととし、この地で戦勝祈願をした最初この地で日の国神・天照大神と、根の国の神・素戔嗚尊を祀ったことから日根野の地名の由来となった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川...
和泉

泉井上神社(大阪府和泉市)

いずみいのうえじんじゃ神功皇后が三韓征伐の途上に行啓した際に突如湧水が出たため、後に霊泉として社を建てた(創建伝説)この“和泉清水”が和泉国の地名の由来となった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.48大阪府和泉市 府中町
大阪

瓜破天神社(大阪府大阪市平野区)

うりわりてんじんしゃこの地で道昭(名僧)が修行をおこなったいた時、天神の像が出現したその時近くにあった西瓜(果菜)を割って像に供えたため、瓜破の地名が出来た(地名の由来:創建伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.32大阪府大阪市...
大阪

酒君塚古墳(大阪府大阪市東住吉区)

さけきみづかこふん仁徳天皇43年、変わった鳥が捕らえられたところ、百済の王族の一人であった酒君(渡来人)が“鷹”であると教えた天皇は酒君に鷹を飼わせ、鷹狩りをするようになった酒君の墓とされる古墳で、この近辺は鷹にちなむ名が付けられる(地名の...
大阪

鵲森宮(大阪府大阪市中央区)

かささぎもりのみや通称・森之宮神社聖徳太子が最初に四天王寺を建立した地聖徳太子の命で新羅へ行った吉士盤金が持ち帰った鵲を飼った叢林とされる現在の森之宮の地名の由来『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.27大阪府大阪市中央区 森ノ宮中央