西毛高立の一本岩(群馬県下仁田町) たかだてのいっぽんいわ高さ50mほどの単独峰(山)百合若大臣が放った矢が星穴岳を貫通し、その抜けた部分の岩が飛ばされて突き刺さった(地形の由来)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.110群馬県下仁田町 西野牧 2025.10.02西毛
西毛星穴岳 射抜き穴・むすび穴(群馬県安中市) ほしあなだけ いぬきあな・むすび穴星穴岳の中腹にある2つの貫通穴(地形の由来)射抜き穴(別名・星穴)は、百合若大臣が矢を放ち貫通させたとされるむすび穴は、矢の貫通を見た者が投げたおにぎり(料理)によって貫通した穴とされる『日本の伝説27 上... 2025.10.02西毛
西毛ひともっこ山(群馬県高崎市) ひともっこやま上野と駿河の天狗(巨人)が、どちらが一夜で高い山を造れるかを争った(一夜作り伝説)上野の天狗は榛名湖となる場所を掘って榛名富士を造ったが、途中で一番鶏が鳴いてしまった最後に運び上げた土がこぼれ落ち、榛名富士の隣に小さな小山が出... 2025.10.01西毛
石見蟠竜湖(島根県益田市) ばんりゅうここの一帯に広大な田を持つ斎藤忠右衛門という長者がおり、毎年1日で田植えを済ますのが恒例であった万寿3年(1026年)、猿回しに見とれて田植えが遅れたため、長者が扇で太陽を呼び戻して済ませた(日招き伝説)その夜暴風雨と津波で田や屋... 2025.09.11石見
出雲鬼の舌震(島根県奥出雲町) おにのしたぶるいこの地に住まう玉日女命(その他の神々)に懸想した鰐(鮫)が斐伊川(河川)を遡ってきたそれを嫌った命は巨岩を投げて、鰐が川を遡れないようにした(地形の由来)鰐が驚いて舌を巻いた、鰐が命を慕った(したぶる)など、地名の由来がさま... 2025.09.04出雲
南薩水無し池/鏡池(鹿児島県指宿市) みずなしいけ/かがみいけ瑞応院の小坊主が仏花を取りに池のほとりに行った時に河童に引きずり込まれた弟子の危難を知った和尚は法力で池の水を北の窪地に移し替え、小坊主の遺体を見つけた命乞いをした河童を赦した和尚は、新しい池に移り棲むよう命じて焼き... 2025.08.27南薩
北薩飯盛山(鹿児島県薩摩川内市) いいもりやま八重山(薩摩川内市・鹿児島市境の山)の天狗が、藺牟田の山の頂を削って造ったのが飯盛山となったそれを見た愛宕山(藺牟田池の西にある山)の天狗が、山頂の削れた藺牟田の山を移動させた藺牟田の山がなくなった穴が藺牟田池となり、移動した山... 2025.08.27北薩
北薩藺牟田池(鹿児島県薩摩川内市) いむたいけかつてこの地に夫婦の神が住んでおり、子供がない代わりに1羽の鴨を可愛がっていた夫神が不在の時、別の神がその鴨を連れ去り、妻神は悲しみのあまり死んでしまった夫神は妻の死を悲しんで泣き通し、やがて何処かへ去ったが、その涙が溜まって池に... 2025.08.27北薩
大隅枇榔島(鹿児島県志布志市) びろうじま故郷の開聞に戻った大宮姫を追って、天智天皇が崩御したと偽ってこの地に下向した(生存説)2人の間に乙姫という姫宮が生まれたが、我が子ではないとの疑念から姫宮を冷遇した悲嘆した姫宮は入水し、悲しんだ村人によって枇榔島に祀られた(子女受... 2025.08.24大隅
峡南蹴裂神社(山梨県市川三郷町) けさきじんじゃ桜峠で木花咲耶姫命の侍女が舞を舞っていると、巨人がやって来て一人の袖をむしり取った命が叱り、良いことをなせと命じたところ、山を蹴破って湖水の水を富士川に流して甲府盆地を造った(地形の由来)その後その巨人は神として祀られた(蹴裂... 2025.08.12峡南