地形の由来

佐渡

平根崎波蝕甌穴群(新潟県佐渡市)

ひらねざきはしょくおうけつぐん頭領が病となったため、猿たちが平根沖の海中温泉の湯を汲もうとしたしかし泳げないため、浜の岩に座り込んで眺めているだけで、そのうち尻の部分が削れて甌穴となった(地形の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)...
佐渡

塗笠山(新潟県佐渡市)

ぬりかさやま神(天人)が雲の上から降り立ちこの地で遊んだが、その帰りに笠(雨具)を置き忘れたものが山となった(地形の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.81新潟県佐渡市 達者
佐渡

千畳敷(新潟県佐渡市)

せんじょうじき鬼と龍が陸と海の境界をめぐって争い、話し合いをしようと波打ち際に広場所を設けた話がまとまり宴会となり、龍に気に入られたお酌の女が所望した岩礁の一部が沈まず残った(地形の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.67新潟...
佐渡

道遊の割戸(新潟県佐渡市)

どうゆうのわりと佐渡金山(鉱山)最大の露天掘り跡鉱石を掘り取った結果、山が2つに割れてしまった(珍事:地形の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.57新潟県佐渡市 相川銀山町
佐渡

加茂湖(新潟県佐渡市)

かもこ佐渡を譲って欲しいと鬼が金北山の神に頼んだところ、一晩で山頂まで100段の階段を造るよう言った夜明け前に完成しそうになったため、99段のところで鶏がわざと鳴き、鬼は泣く泣く諦めて去ったその時鬼が土を掘り出した場所に水が溜まり、加茂湖と...
安芸

引島(広島県江田島市)

ひきしま江田島の沖にある無人島鬼が音戸ノ瀬戸をふさぐために島を引っ張ってきたが、途中で力尽きてここに置かれた弁慶が島を引っ張ったため、細長い形になった(地形の由来)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.63広島県江田島市 大柿町大君
安房

増間島(千葉県南房総市)

ますまじま大房岬にある小島約10km程内陸にある増間村から大水の時に川を下って流れていった中洲とされる(地形の由来)毎年正月には、増間村の人が島を訪れて注連縄を張っていた増間村は平家の落人(または大坂の陣の落人)が開いた村とされ、半島上陸の...
安房

浮島(千葉県鋸南町)

うきしまデーデッポ(巨人)が安房国に移動した折、咳払いをして口から飛び出したのがこの島であるとされる(地形の由来)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.86千葉県鋸南町
安房

デーデッポの足跡(千葉県鋸南町)

でえでっぽのあしあと富士山に座って東京湾で顔を洗っていた巨人が、安房国へ移動して上総国へ抜けていった時につけた足跡かつては窪地の田んぼとして使われていたが、現在は荒れ地となっている(地形の由来)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.8...
下越

善照寺 鐘の道(新潟県阿賀野市)

ぜんしょうじ かねのみち善照寺の鐘が突然「福島潟へ行きたい」と言い出し、好きにせよと返すと、鐘楼から落ちて動き出した途中で鐘が休んでいると、洗濯していた娘がおしめ(肌着)を鐘の上にかぶせたが、鐘はそのまままた進み出した鐘は福島潟まで来ると、...