地蔵

村山

粕くらい地蔵(山形県東根市)

かすくらいじぞう毎夜酒粕(食品食材)を食べさせろと言ってくる男があり、後をつけると四つ辻で消えた酒屋の枕元に男が立ち(幽霊)、死んで酒が飲めなくなったので酒粕でもと思い現れたと告げた酒屋は不憫に思い地蔵を建てると、男は現れなくなったその後、...
庄内

冷岩寺 もろみ地蔵(山形県庄内町)

れいがんじ もろみじぞう冷岩寺にある地蔵毎夜酒を買いに来る坊主(僧侶)がおり、後をつけると、、酒の匂いのする地蔵があった(遊ぶ神仏)願い事があると、濁り酒(もろみ)を供えて祈願する(特有の願掛け)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p....
最上

草餅地蔵(山形県最上町)

くさもちじぞう草餅(菓子)が好きな地蔵とされ、村人は草餅を作るとお供えをするという夜な夜な娘に化けて町へ出歩くため、「夜這い地蔵」の別名を持つ(遊ぶ神仏)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.77山形県最上町 本城
最上

猿羽根山地蔵(山形県舟形町)

さばねやまじぞう日本三大地蔵の一つとされる難所である峠に篤信家が地蔵と薬師の2体の木像を置いたが、盗まれてしまった村人が金を出し合って石像の地蔵を新たに峠に置いたところ、大いに栄えるようになった『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.7...
村山

かわらご地蔵(山形県尾花沢市)

かわらごじぞう最上川の水難者を供養するために建てられた地蔵とされる水難は河童の仕業とされ、別名を河童地蔵と呼ばれる流れが速くなり川に渦が出来ると、船頭は小豆を投げ入れて渦を鎮めた(除災の俗信)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.68...
置賜

正念寺 丈六地蔵(山形県白鷹町)

しょうねんじ じょうろくじぞう正念寺の境内にある、高さ約5mの地蔵菩薩の座像堤防を造っていた男が、川の氾濫後に消え、代わりに水を堰き止めた巨石が残った村人は男が巨石に変じたとみなして(化身した石)、その石で大きな地蔵を造った運べずに困ってい...
中信

灸地蔵(長野県松本市)

きゅうじぞう背中の部分に、縦に10個の穴が開いている地蔵この部分に灸(薬品)をすえてから、自分の患部にも灸をすると効果が上がるとされる(病気平癒)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.78長野県松本市 梓川倭
南信

夜泣き石(長野県飯田市)

よなきいし未の満水(水害)のときに流れてきた巨石に子供が下敷きとなって死んだ巨石から子供の泣き声がするため(夜泣き石)、地蔵を上に置いて祀ったところ声は聞こえなくなった『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.110日本伝承大鑑 長野県飯...
南信

言成地蔵(長野県下諏訪町)

いいなりじぞう誰の願いでも言いなりに叶えてくれる地蔵明治の神仏分離の際に移転したが、夜のうちに元の場所に少しずつ動いていったため、また元の場所に戻した(動く絵や像)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.98長野県下諏訪町 下諏訪
中信

源長寺 子持ち地蔵(長野県小谷村)

げんちょうじ こもちじぞう若い妊婦が亡くなったが、その後、毎夜飴を買いに来る女が現れた(飴買い幽霊)後をつけると墓場で消えたので、子持ち地蔵と石碑を建てて供養したところ、現れなくなったという『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.87長...