地蔵

中信

汗かき地蔵(長野県南木曽町)

あせかきじぞう正式名・延命地蔵宿場近くの川で地蔵の姿が浮かび上がる自然石(霊石)を旅人が見つけ、妻籠宿の光徳寺門前に運んだ寒暖差が激しい地方のため、地蔵が結露することがあり、「汗かき地蔵」と呼ばれるようになった『日本の伝説3 信州の伝説』(...
北信

往生寺(長野県長野市)

おうじょうじ苅萱道心入寂の地苅萱道心と息子の石童丸が彫った2体の親子地蔵が安置される『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.40長野県長野市 西長野往生地
東信

六道の地蔵(長野県小諸市)

ろくどうのじぞう雪の降る中、年末の買い物へ行く途中で、爺が地蔵のために笠と蓑(雨具)を買って着せてやったその夜、老夫婦の家に6人の旅の者が来て一夜の宿とした翌朝、旅人はいなくなり、囲炉裏の中に大量の黄金があるのが見つかった(笠地蔵:神仏霊験...
丹後

如意寺(京都府宮津市)

にょいじ安寿姫と厨子王丸の危難を3度救った身代わり地蔵(身代わりの神仏)が安置されている山椒太夫の首塚がある『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.113京都府宮津市 字由良
洛外

随心院(京都市山科区)

ずいしんいん小野小町ゆかりの寺届いた恋文(文書)を埋めたとされる文塚、さらに余った文を張った小町文張地蔵尊がある愛用した小町の化粧井戸が残る深草少将の百夜通いの際に日数を榧の実で数えたので、榧の木が多く生える『日本の伝説1 京都の伝説』(角...
洛外

矢取地蔵(京都市南区)

やとりじぞう神泉苑の雨乞いで敗れたため、空海を憎んだ守敏は、矢を射て殺害しようとしたその時一人の僧が身代わりとなって肩に矢を受けたが、それが地蔵の化身であった(身代わりの神仏)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.70京都市南区 唐橋...
洛外

更雀寺 雀塚(京都市左京区)

きょうじゃくじ すずめづか更雀寺の境内にある奥州に左遷された藤原実方が、笠島道祖神の神罰で死んだ後に雀となった雀になった実方の霊は京都に戻って、勧学院(藤原氏の私学校)や御所に現れたとされる(入内雀:化け物)更雀寺には桶取地蔵という名の地蔵...
洛中

蛸薬師 鯉地蔵(京都市中京区)

たこやくし こいじぞう蛸薬師(永福寺)の境内にある大切な手紙を届けに鴨川を渡った若者が文箱を流してしまった大きな鯉が文箱を取り戻してくれたが、それが地蔵が変化したものであったという(神仏の加護)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.5...
洛外

歯形地蔵(京都市北区)

はがたじぞう嫉妬に狂った女が男の肩口に噛みついたが、地蔵が身代わりとなった(身代わりの神仏)現在は歯痛にご利益があるとされる『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.42京都市北区 紫野十二坊町
洛中

石像寺 釘抜地蔵(京都市上京区)

せきぞうじ くぎぬきじぞう石像寺に祀られる地蔵特有の願掛け、釘抜き(大工道具)と2本の釘を奉納する両腕が動かなくなった紀伊国屋の夢枕に地蔵が立ち(夢告)、腕から釘を抜いて病を治したことから始まる(創建伝説)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川...