地蔵

磯城高市

興福寺 八釣山地蔵(奈良県橿原市)

こうふくじ やつりやまじぞう仏法を嫌った物部守屋が橘寺を焼き討ちにした時、地蔵自らが飛んで天香具山に逃げた(神仏の避難)後に聖徳太子が山の麓に寺を建てて祀った『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.48奈良県橿原市 下八釣町
磯城高市

東口地蔵(奈良県川西町)

ひがしぐちじぞう?この地蔵を祀る堂宇は10年ごとに原因不明の火事で焼け落ち、その都度1尺ずつ大きな堂を建てる安置されている地蔵は“焼け地蔵”と呼ばれる『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.45奈良県川西町 唐院
奈良宇陀

帯解寺(奈良県奈良市)

おびとけでら文徳天皇の后・染殿皇后が懐妊したが、臨月になっても子が生まれず難儀した奈良の南にある寺の地蔵に帯(衣類)を巻き付け、その帯を皇后の身体に巻いて解くと安産になると夢告があったそれに従って皇后は無事安産となり、現在も多くの参拝がある...
生駒葛城

洞泉寺 垢かき地蔵(奈良県大和郡山市)

どうせんじ あかかきじぞう郡山城主・豊臣秀長(戦国武将)と洞泉寺住職が同じ夢を見て(夢告)、沓脱ぎ石になっていた地蔵を掘り起こしたこの地蔵は光明皇后ゆかりのもので、風呂の湯をこの地蔵に掛け流して浴槽に溜めていたとされた地蔵堂のそばには、湯を...
奈良宇陀

まんなおし地蔵(奈良県奈良市雑司町)

まんなおしじぞう東大寺二月堂の北側参道の奥にある、幅1.5m、高さ1.2mの地蔵運のめぐりなどの“間の悪さ”を直してくれる(特殊な御利益)参拝の後、付近に小銭を埋め、代わりに以前に埋めてあった小銭を持ち帰ることで運気が良くなるとされる(特別...
奈良宇陀

新薬師寺 景清地蔵(奈良県奈良市)

しんやくしじ かげきよじぞう子宝祈願のため平景清の母が造った地蔵で、奈良に潜伏していた景清が信心していた眼病にかかった景清が祈願すると、片目を身代わりにして地蔵が治した(身代わりの神仏)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.18奈良...
奈良宇陀

新薬師寺 夜泣き地蔵(奈良県奈良市)

しんやくしじ よなきじぞう春日大社の境内で毎夜子供の泣く声がするため(声の怪)、社家が探すと地蔵が泣いていた地蔵は「新薬師寺に行きたい」と泣くので、香薬師堂に納めた(泣く物)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.17奈良県奈良市 高...
秩父

姿の池(埼玉県横瀬町)

すがたのいけこの池を造成する際、1ヶ所すぐに切れる堤防があり、何度も失敗が続いたそこへ巡礼の娘(巡礼六部)が通りがかったため、村人はすぐさま人柱にして池を完成させた慰霊のために地蔵を池のほとりに建てたが、若い娘が地蔵に呼ばれて身を投げる祟り...
行田春日部

大長寺 塩盛り地蔵(埼玉県行田市)

だいちょうじ しおもりじぞう塩(食品食材)を手向けて祈願をする地蔵特にいぼを治す(いぼ取り)地蔵として崇められる1600年頃に造られたとされる『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.93埼玉県行田市 行田
川越飯能

広済寺 あごなし地蔵(埼玉県川越市)

こうさいじ あごなしじぞう下顎の部分が欠損した地蔵で、虫歯や歯痛にご利益があるとされる歯痛が治ると、柳の楊枝を供える習慣があった(特別な奉納)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.83埼玉県川越市 喜多町