地蔵

峡北峡中

一蓮寺 味噌なめ地蔵(山梨県甲府市)

いちれんじ みそなめじぞう正徳年間(1711~1715年)に境内に建立された地蔵自分の病気と同じ場所に味噌(食品食材)を塗って祈願すると治る(病気平癒)とされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.42山梨県甲府市 太田町
峡北峡中

塩澤寺 厄除地蔵(山梨県甲府市)

えんたくじ やくよけじぞうこの地蔵は普段耳が聞こえないが、2月の大祭(祭礼)の1日だけ耳が聞こえ、願いを聞くとされる国に異変がある時、石の身体から汗を流すと言われる(変事の知らせ)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.43山梨県甲府...
峡北峡中

国母地蔵(山梨県甲府市)

こくぼじぞう湖の水を抜いて甲府盆地を造ることを提案した地蔵(蹴裂伝説:地形の由来)甲斐国を造ったとされることから国母の名が付けられた(名称の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.42山梨県甲府市 東光寺
郡内

法泉寺 かがめや地蔵(山梨県都留市)

ほうせんじ かがめやじぞう地蔵を刻む時に寸法を間違えたため、入れるはずの厨子(仏具)よりも大きくなってしまった祖暁禅師が、地蔵の頭を撫でながら「屈めや、屈めや」と唱えると、小さくなって厨子に収まった(神仏霊験譚)『日本の伝説10 甲州の伝説...
佐渡

お竹地蔵(新潟県佐渡市)

おたけじぞうお竹という美しい娘が、鎮守の祭礼の夜からいなくなり、龍王(龍神)を祀る石のそばに下駄(履物)が置かれていた村人は龍王に見初められて海に入ったのだと言い、石の上に祠を造り、地蔵を置いて供養した(異類婚姻譚)『日本の伝説9 佐渡の伝...
佐渡

経塚山(新潟県佐渡市)

きょうづかさん順徳上皇の死後、供奉してきた池清範(廷臣)が山頂で経(経典)を燃やし、その灰を埋めて塚を建てた山頂近くの祠にある地蔵は虫歯(歯痛)によく効くとされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.44新潟県佐渡市 竹田
佐渡

梨の木地蔵(新潟県佐渡市)

なしのきじぞう海中に光るものがあり、漁夫が拾い上げると地蔵だったのでそれを祀った子供の病気平癒のご利益があり、願いが叶うと身代わりの地蔵を一体納める風習がある(特別な奉納)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.45新潟県佐渡市 豊田
佐渡

武右衛門地蔵堂(新潟県佐渡市)

ぶえもんじぞうどう別名・流し場地蔵堂名主(名士)の榎武右衛門は、加茂湖の干拓を思い立ち、湖全てをなくして水田にしようと考えた(干拓地)ある夕暮れに美しい娘を送ってやろうと一緒に歩き、そのまま湖の上を渡って行ってしまった翌日湖で武右衛門の死体...
河内

泥掛け地蔵(大阪府太子町)

どろかけじぞう子供の病気が治らないため、蓮池のほとりにある地蔵に祈願した元は池の中にいたのが長く地上にいるので、せめて池の泥をかけて欲しいと地蔵が頼んだ泥をかけて帰宅すると、子供が快癒しており、それ以降願掛けに泥をかける(特有の願掛け)『日...
河内

明光寺 首なし地蔵(大阪府寝屋川市)

みょうこうじ くびなしじぞう家を追われた鉢かづき姫(初背姫:伝承の女性)は継母に命を狙われた(継子殺し)姫の身代わりとなって危難を救った地蔵とされる(身代わりの神仏)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.96大阪府寝屋川市 打上