地蔵

奥能登

岩倉山 千体地蔵(石川県輪島市)

いわくらやま せんたいじぞう岩倉山の中腹にある海風や雨によって岩肌が侵蝕され(自然現象)、数多くの地蔵が並ぶように見える(奇岩怪石)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.133石川県輪島市 町野町曽々木
奥能登

高井の地蔵杉(石川県珠洲市)

たかいのじぞうすぎ八百比丘尼が植えたとされる杉の木木が成長し、根元に置いてあった地蔵を抱え込む形となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.124石川県珠洲市 宝立町春日野
能登南

腰巻地蔵(石川県志賀町)

こしまきじぞう海で沈没した船で亡くなった者の遺族が建立した地蔵船乗りとの別れを嘆いた遊女が、願掛けに腰巻(肌着)を掛けたところ、海が荒れて再会出来た(特有の願掛け)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.88石川県志賀町 福浦港
加賀

都もどり地蔵(石川県加賀市)

みやこもどりじぞう九谷の里で友人の西住と共にいた西行が都に戻ることとなり、2人が別れた場所に地蔵が置かれた『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.67石川県加賀市 八日市町
金沢

七窪神社 七窪地蔵(石川県かほく市)

ななくぼじんじゃ ななくぼじぞう人を化かす“おまん狐”がいたり、砂丘で道に迷う者が出たため、道標として道中の無事を祈って造られた地蔵『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.32石川県かほく市 七窪
金沢

三輪神社(石川県津幡町)

みわじんじゃある時翁の面が境内の松の木に掛かっており、その面は夜になると良い声で謡曲を歌った(喋る物)沖で遭難しかかった船が、この松の木を目印にして助かったことから、地蔵が奉納された『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.30石...
備後

ゆるぎ地蔵(広島県福山市)

ゆるぎじぞうある侍が地蔵の前で妊婦を辻斬りしたところ、赤子が産まれた侍が立ち去る間際、地蔵が揺らぎながら「わしは言わんが、われ言うな」と言った(喋る物)その後、侍が人を斬った話をしたところ、その時の赤子だった若者に話を聞かれて仇討ちされた(...
備後

地蔵鼻(広島県尾道市)

じぞうはな別名・美可地蔵美可崎の砦を守る金山氏(戦国武将)が船を襲い、琴(楽器)の上手い娘を捕らえた金山氏は娘に言い寄ったが拒絶されたため、浜(浜海岸)で斬り殺した(子女受難)毎夜浜で女の泣き声と琴の音が聞こえるため(音の怪)、海岸にあった...
安芸

首無し地蔵(広島市東広島市)

くびなしじぞう平景清が戦いに敗れてこの地に逃れ、平氏の菩提を弔うために建てた地蔵景清が試し切りをしたため、地蔵の首から上がない『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.70広島県東広島市 安芸津町大田
広島廿日市

才蔵寺 みそ地蔵(広島県広島市東区)

さいぞうじ みそじぞう福島正則の家臣であった可児才蔵(戦国武将)を祀る寺院境内にあるみそ地蔵は、頭に味噌袋(食品食材)を置いて頭が良くなることを祈願する(学業成就)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.58日本伝承大鑑:広島県広島市...