地蔵

大分別府

関崎地蔵(大分県大分市)

せきざきじぞう役行者がこの海峡を渡っている時、激しい風雨に遭った般若心経を唱えると波間に地蔵菩薩が現れ、風雨が収まったその時現れた地蔵菩薩をかたどって岬に安置された『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.62大分県大分市 佐賀関
大分別府

首なし身代わり地蔵(大分県大分市)

くびなしみがわりじぞう孝行息子(孝子)が、母親のために瓜を盗んでいたが、持ち主に見つかって斬られたしかし地蔵が身代わりとなって、首を斬られた状態で見つかったことから、信心されるようになった(身代わりの神仏)後日、噂を聞いた細川藩の侍が首だけ...
高松坂出

法輪寺 えんこ地蔵(香川県坂出市)

ほうりんじ えんこじぞう法輪寺の山門前の石段の途中にある地蔵与島と鍋島の間の海で泳ぐ子供が水死すると(水難)、エンコ(河童)の仕業であるとされたエンコの害を防ぐため、海岸(浜海岸)を監視するように地蔵が建てられた『日本の伝説5 讃岐の伝説』...
西讃

四つ足堂(香川県まんのう町)

よつあしどう古大川山にあった地蔵を持ち帰って、堂宇を建てて祀った毎年、阿波国の山から首切れ馬が下りてくると言われる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.89香川県まんのう町 勝浦
西讃

駒止地蔵(香川県丸亀市)

こまどめじぞう侍同士が口論となり、乗馬していた方が馬を斬られて落ちたところを斬り殺された村人が供養のために地蔵を建てたが、馬が前を通りがかると必ず動かなくなった(祟るもの:金縛り)地蔵が逆さに置き直したところ、何事も起こらなくなった『日本の...
西讃

枯木地蔵(香川県三豊市)

かれきじぞう空海が本山寺(四国八十八ヶ所霊場)本堂を建立の際、天狗が用材を現地に運んだ運んでいる途中、柱(用材)の1本を田の中に落としたが、それを使ってできた地蔵『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.69香川県三豊市 豊中町本山甲
西讃

善通寺 ほやけ地蔵(香川県善通寺市)

ぜんつうじ ほやけじぞう善通寺境内にある子供の頬焼け(痣・火傷痕)の治癒(痣取り)を地蔵に祈願したところ、3年でとれたとされる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.56香川県善通寺市 善通寺町
高松坂出

菜切地蔵(香川県高松市)

なきりじぞう弁慶が料理をしようとしたところ、まな板がないので、その代わりにこの地蔵の背で菜を切ったとされる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.22香川県高松市 牟礼町牟礼
高松坂出

かまとこ地蔵(香川県高松市)

かまとこじぞう追っ手を逃れてきた平家の落人が炭焼きの竈に潜んで逃れようとした追っ手は竈に土をかぶせ、全員を生き埋めにして殺してしまったその後、怪異が起こるため、地蔵を建てて供養したそばにある南無阿弥陀仏の供養塔(墓)に触れると障りがあるとさ...
庄内

鬼坂峠(山形県鶴岡市)

おにさかとうげ源義家が後三年の役の時に、峠の地蔵に戦勝祈願をした安倍氏に加勢するために越後から来た黒鳥兵衛(鬼)は、地蔵に足止めされてしまった兵衛は地蔵に勝負を挑むが、石投げ・相撲共に敗れ、この地から引き返したあるいは、この地に棲み着いた鬼...