坂上田村麻呂

中毛

七社神社(群馬県渋川市)

しちしゃじんじゃ上野国に流罪となっていた小野金善(廷臣)は、坂上田村麻呂の蝦夷討伐に従軍して大功を立てた恩赦によって都に戻る際、現地でもうけた7人の子供にそれぞれ屋敷を与え、社を設けさせた(創建伝説)7人の子供は、出征中の金善に化けた狐と妻...
北毛

吾嬬神社(群馬県中之条町)

かづまじんじゃ上毛野君の曾孫で、日本武尊の妻となった吾妻(上妻)姫が亡くなった後、その霊は山に飛び立ったこの山を吾嬬山と呼び(地名の由来)、その麓に社を建てた(創建伝説)坂上田村麻呂が蝦夷討伐の折、吾嬬山山頂に日本武尊の分霊を祀ったのが始ま...
北毛

四万温泉(群馬県中之条町)

しまおんせん坂上田村麻呂が蝦夷征伐の途上に入浴したのを始まりとする温泉頼光四天王の碓井貞光がこの地に滞在中、夢枕に童子が現れ「40000の病悩を治す湯を授ける」と言われた(夢告)その直後に温泉を発見したため、四万温泉の名が付いた(地名の由来...
北毛

法師温泉(群馬県みなかみ町)

ほうしおんせん空海が発見した温泉坂上田村麻呂の子孫である田村小太夫が中風平癒(病気平癒)を祈願したところ、三国峠の神が温泉の在処を夢告した『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.64群馬県みなかみ町 永井
中越

普光寺 毘沙門堂(新潟県南魚沼市)

ふこうじ びしゃもんどう坂上田村麻呂が蝦夷征伐の途上、戦勝祈願に建てた古刹按摩(座頭)が、毘沙門堂の僧の身体を揉んで、その骨格からその正体が山猫であることを知って、事実を伝えて死んだ多くの村人が山狩りをしたが見つからなかったため、毘沙門堂で...
中越

松苧神社 大けやき跡(新潟県十日町市)

まつおじんじゃ おおけやきあと坂上田村麻呂が愛馬を繋いだという伝説を持つ欅の木平成になって伐採され、その跡だけが残る『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.30新潟県十日町市 松之山湯山
置賜

久保のお玉桜(山形県長井市)

くぼのおたまざくら蝦夷征討のためこの地に滞在した坂上田村麻呂を、久保家のお玉という娘が世話をした田村麻呂は京へ戻ったが、恋い焦がれたお玉は翌年病死した(悲恋伝説)知らせを聞いた田村麻呂は摂津摩耶山の桜の木の苗を送ったが、それが成長したのがお...
中信

耳塚(長野県安曇野市)

みみづか通称・大塚様坂上田村麻呂が八面大王(鬼)を退治した後(化け物退治)、その耳を埋めた耳塚とされる『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.81日本伝承大鑑 長野県安曇野市 穂高耳塚
東信

王子塚(長野県上田市)

おうじづか氷上王子神社の境内にある古墳都で謀反を起こした氷上塩焼王(皇族)が配流されたが、再び謀反を起こしたので坂上田村麻呂が討った魔術を使うため、遺体を4つに切り、その両手を埋めたのが王子塚とされる(手足塚)近くに、同じように両手を埋めた...