北毛宮塚薬師堂(群馬県沼田市) みやづかやくしどう和歌の読み手として京都まで名が知れた円珠姫(歌人)が余生を過ごした庵(堂宇)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.54円珠姫関連旧跡/宮塚の薬師堂/群馬県沼田市 下川田町宮塚 2025.09.25北毛
中毛化粧薬師(群馬県前橋市) けしょうやくし田道将軍を追って攻めてきた蝦夷を撃退した大蛇が沼に棲み着き、人身御供を要求するようになった村人が薬師堂(堂宇)を建立すると、大蛇は心穏やかになって生贄を求めなくなった(あるいは人身御供となった娘の供養に堂宇を建立したとも)この... 2025.09.25中毛
石見犬島・猫島(島根県浜田市) いぬじま・ねこじま石見国分寺の伽藍(堂宇)の影が遠く唐の国まで伸びて、不作が続いたため、唐の赤猫が海を渡ってきた赤猫は国分寺を燃やそうとするが、忠犬がそれに気付いて追いかけ回した赤猫は冷たい海に飛び込み、忠犬も後を追ったが、共に死んで島とな... 2025.09.10石見
出雲阿弥陀堂(島根県松江市八束町寺津) あみだどう夜に前を通り掛かると、堂宇内に義太夫(音曲)を語る者がおり、誘いに応じて義太夫を聞いた聞いているうちに座布団ごと上に引き上げられると、大きな蜘蛛に糸で絡め取られた大声で助けを呼ぶと、たまたま外にいた者が駆け込み、村人総出で蜘蛛を退... 2025.09.04出雲
熊毛大島俊寛堂(鹿児島県三島村) しゅんかんどう鬼界島(今の硫黄島)に流罪となり、さらに一人帰国を許されなかった俊寛が晩年に住んだ住居跡(屋敷跡)後に墓をここに移転させ堂宇を建てて祀った『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.84鹿児島県三島村 硫黄島 2025.08.27熊毛大島
峡南薬王寺 八ノ宮御座所(山梨県市川三郷町) やくおうじ はちのみやござしょ後陽成天皇第8皇子の良純入道親王が幕府への不満などを訴えたため甲斐へ配流となった約17年の甲斐滞在期間の内の5年間を居住した部屋として堂宇に再建保存されている『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.108... 2025.08.12峡南
郡内長作観音堂(山梨県小菅村) ながさくかんのんどう孝安天皇の皇女(内親王)は武蔵国に赴任した夫の後を追ったが、身重のためこの地で難産の末に亡くなった(子女受難)後に皇女の慰霊のために聖徳太子の造った如意輪観音像を安置する堂宇が建てられた安産の御利益で有名である『日本の伝... 2025.08.04郡内
佐渡波切観音(新潟県佐渡市) なみきりかんのん通称・小川中の浜観音子供を引きずり込もうとした河童を捕らえ、焼け火箸で目を焼いて懲らしめた車輪梅(木本)の伝説で、若者が稼いだ金で建てられた観音堂(堂宇)とされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.81新潟県佐渡市 ... 2025.07.30佐渡
河内野崎観音 江口の君堂(大阪府大東市) のざきかんのん えぐちのきみどう平資盛(平氏)の娘・妙は江口で遊女をしていたが、婦人病(下の病)に罹ったため野崎観音に祈願し平癒させたその後得度して尼になり、本堂(堂宇)を再興するなどした『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.93大阪... 2025.07.11河内
大阪堂島薬師堂(大阪府大阪市北区) どうじまやくしどう聖徳太子の四天王寺建立の際、木材を運ぶ船が嵐によって島に流れ着いたその後、その地に堂宇が建てられたことから、堂島の地名の由来となった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.25大阪府大阪市北区 堂島 2025.07.06大阪