堂宇

大阪

江口君堂(大阪府大阪市東淀川区)

えぐちのきみどう正式名は寂光寺謡曲「江口」では、江口で遊女をしていた妙は、平資盛(平氏)の娘とされるそこへにわか雨に遭った西行が一夜の宿を請うたが断られ、和歌のやりとりをした(『新古今和歌集』収録) その後、妙は仏門に帰依して堂宇を建立した...
奥能登

恋路観音堂(石川県能登町)

こいじかんのんどう横恋慕のために助三郎を殺し、鍋乃を自害させた源次は、罪滅ぼしのため村を出奔した僧となった源次はその後郷里に戻り、観音堂(堂宇)を建てて菩提を弔った観音堂が出来てから集落で火事が起こることがなくなった『日本の伝説12 加賀・...
奥能登

大蛇杉跡(石川県能登町)

だいじゃすぎあとこの地に棲む大蛇がこの杉の樹上から鎌首を出してたびたび人々に危害を加えた杉の木は平成3年(1991年)の台風で倒れ、現在は地蔵堂(堂宇)が建つ『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.115石川県能登町 瑞穂
能登南

虫ヶ峰観音(石川県七尾市)

むしがみねかんのん鹿ヶ谷の陰謀で捕らえられた俊寛らは虫が峰に配流され、その時に三十三ヶ所の観音堂を建てた現在は能登国三十三ヶ所観音(札所巡り)の24番札所の観音堂(堂宇)がある『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.106石川県...
金沢

妙立寺(石川県金沢市)

みょうりゅうじ通称・忍者寺寛永20年(1643年)加賀藩主によって創建敵の襲撃に備えて、落とし穴・隠し階段・隠し部屋などの仕掛けが施された堂宇を持つ『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.20石川県金沢市 野町
北総

宗吾霊堂(千葉県成田市)

そうごれいどう義民・佐倉惣五郎を祀る霊堂(堂宇)墓のある場所が処刑の地(刑場)とされる『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.38日本伝承大鑑:千葉県成田市 宗吾
東葛飾

手児奈霊神堂(千葉県市川市)

てこなれいしんどう手児奈という名の美しい乙女がいたが、多くの男から言い寄られたため、悩んだ挙げ句海に飛び込んで亡くなった手児奈の慰霊のため、後に墓のそばに堂宇が建てられた『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.22千葉県市川市 真間
下越

賽の河原(新潟県阿賀野市)

さいのかわら五頭山は霊場として知られ、その麓の川岸(岸水辺)を賽の河原と見立てている付近には多くの地蔵があり、地蔵堂(堂宇)の内部には多くの積み石が置かれている『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.112新潟県阿賀野市 畑江
下越

慈光寺 慈戒堂(新潟県五泉市)

じこうじ じかいどう別名・天狗堂開山である傑堂能勝(名僧)の法力によって神通力を得た慈戒和尚は、石や木を切りだして慈光寺の諸堂(堂宇)を建てたよく働く寺の小僧への褒美に、背中に乗せて飛ぶと、1日で京都の祇園祭の見学をさせて戻ってきた慈戒和尚...
中越

良寛堂(新潟県出雲崎町)

りょうかんどう良寛(僧侶:歌人:書家)の生家である橘屋跡(屋敷跡)に建てられた、良寛の遺徳を偲ぶ堂宇『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.62新潟県出雲崎町 石井町