堂宇

峡南

薬王寺 八ノ宮御座所(山梨県市川三郷町)

やくおうじ はちのみやござしょ後陽成天皇第8皇子の良純入道親王が幕府への不満などを訴えたため甲斐へ配流となった約17年の甲斐滞在期間の内の5年間を居住した部屋として堂宇に再建保存されている『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.108...
郡内

長作観音堂(山梨県小菅村)

ながさくかんのんどう孝安天皇の皇女(内親王)は武蔵国に赴任した夫の後を追ったが、身重のためこの地で難産の末に亡くなった(子女受難)後に皇女の慰霊のために聖徳太子の造った如意輪観音像を安置する堂宇が建てられた安産の御利益で有名である『日本の伝...
佐渡

波切観音(新潟県佐渡市)

なみきりかんのん通称・小川中の浜観音子供を引きずり込もうとした河童を捕らえ、焼け火箸で目を焼いて懲らしめた車輪梅(木本)の伝説で、若者が稼いだ金で建てられた観音堂(堂宇)とされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.81新潟県佐渡市 ...
河内

野崎観音 江口の君堂(大阪府大東市)

のざきかんのん えぐちのきみどう平資盛(平氏)の娘・妙は江口で遊女をしていたが、婦人病(下の病)に罹ったため野崎観音に祈願し平癒させたその後得度して尼になり、本堂(堂宇)を再興するなどした『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.93大阪...
大阪

堂島薬師堂(大阪府大阪市北区)

どうじまやくしどう聖徳太子の四天王寺建立の際、木材を運ぶ船が嵐によって島に流れ着いたその後、その地に堂宇が建てられたことから、堂島の地名の由来となった『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.25大阪府大阪市北区 堂島
大阪

江口君堂(大阪府大阪市東淀川区)

えぐちのきみどう正式名は寂光寺謡曲「江口」では、江口で遊女をしていた妙は、平資盛(平氏)の娘とされるそこへにわか雨に遭った西行が一夜の宿を請うたが断られ、和歌のやりとりをした(『新古今和歌集』収録) その後、妙は仏門に帰依して堂宇を建立した...
奥能登

恋路観音堂(石川県能登町)

こいじかんのんどう横恋慕のために助三郎を殺し、鍋乃を自害させた源次は、罪滅ぼしのため村を出奔した僧となった源次はその後郷里に戻り、観音堂(堂宇)を建てて菩提を弔った観音堂が出来てから集落で火事が起こることがなくなった『日本の伝説12 加賀・...
奥能登

大蛇杉跡(石川県能登町)

だいじゃすぎあとこの地に棲む大蛇がこの杉の樹上から鎌首を出してたびたび人々に危害を加えた杉の木は平成3年(1991年)の台風で倒れ、現在は地蔵堂(堂宇)が建つ『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.115石川県能登町 瑞穂
能登南

虫ヶ峰観音(石川県七尾市)

むしがみねかんのん鹿ヶ谷の陰謀で捕らえられた俊寛らは虫が峰に配流され、その時に三十三ヶ所の観音堂を建てた現在は能登国三十三ヶ所観音(札所巡り)の24番札所の観音堂(堂宇)がある『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.106石川県...
金沢

妙立寺(石川県金沢市)

みょうりゅうじ通称・忍者寺寛永20年(1643年)加賀藩主によって創建敵の襲撃に備えて、落とし穴・隠し階段・隠し部屋などの仕掛けが施された堂宇を持つ『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.20石川県金沢市 野町