さいたま川口

一本杉塚(埼玉県蕨市)

いっぽんすぎづか別名・金子塚、あるいは兜塚とも呼ばれる蕨城主・渋川氏(戦国武将)が滅びた際に討死した将兵の兜などを埋めた塚とされる(落城伝説)目印として塚の上に杉の木が植えられていたこの塚から和楽備神社(旧蕨城跡)に白馬で駆けてゆく武将の夢...
北毛

村主八幡神社 若宮塚(群馬県みなかみ町)

すぐろはちまんじんじゃ わかみやづかこの土地の長者の娘・如意姫は和歌に優れ、京に召されて後花園天皇の寵愛を受けた(玉の輿)妬みにあって故郷に戻った如意姫は天皇の皇子(皇族)を生んだが、2歳で亡くなったため塚を築いた『日本の伝説27 上州の伝...
中毛

頼光塚(群馬県伊勢崎市)

らいこうづか夜な夜なこのあたりに騎馬武者(怪人)が現れて、人々を驚かせた松島利太夫(武人)が騎馬武者を一刀両断にしたが、塚の上にある石が切断されていた(変化する石:切断した石)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.51日本伝承大鑑:...
出雲

雲根神社(島根県出雲市)

くもねじんじゃ退治された八岐大蛇の首がこの地に流れ着いたため、石の塚を造って祀った(創建伝説)夜な夜な塚から怪火が起こるため、素戔嗚尊の神霊を勧請すると怪異は止んださらに奇稲田姫命の社を合祀し、“石”の別名である“雲根”の名を付けた『日本の...
出雲

美人塚(島根県松江市)

びじんづか美人の妻の絵(絵画)が風に飛ばされ、京の都の帝(将軍)の目にとまり、むりやり妻が召し出された(悲恋伝説)端午の節句にだけ菖蒲売りが御所に出入り出来ると聞いて、夫は京へ上った菖蒲売りの声を聞いて夫と悟り、2人は再会することが出来たそ...
北薩

俊寛僧都碑(鹿児島県出水市)

しゅんかんそうずひ鬼界島を脱出した俊寛は船中で病となり、出水にあった山内寺で隠棲中に亡くなった埋葬地が土塚となっていたが、延宝5年(1677年)の五百回忌に合わせて建立された石碑が立つ『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.86鹿児...
北薩

鳥追の杜(鹿児島県薩摩川内市)

とりおいのもりこの地を治めていた日暮長者は家人の口車に乗せられ妻と離縁して後妻をもらい、その後訴訟のため10数年土地を離れた夫の不在中、後妻は、先妻の2人の子に鳥追舟に乗って雀を追う役目を負わせ虐待した(継子殺し)これを知った先妻が川向こう...
鹿児島霧島

十三塚原史跡公園(鹿児島県霧島市)

じゅうさんづかばるしせきこうえん八幡社の正統を争っていた宇佐神宮は14人の神官(神主)を鹿児島神宮(正八幡宮)へ遣わし神殿に放火した燃える火の中に「正八幡宮」の文字が浮き出たため(神威を見せる)、畏れ戦いた神官は逃げ出した途中休憩していると...
鹿児島霧島

隼人塚(鹿児島県霧島市)

はやとづか五重石塔3基と四天王石像4体からなる養老4年(720年)大和政権に反乱(戦乱)を起こした隼人族(隼人熊襲)の慰霊のために造られた塚とされる『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.51鹿児島県霧島市 隼人町見次
大隅

宮ヶ原千人塚(鹿児島県曽於市)

みやがはらせんにんづか投谷八幡宮入口にある2つの塚永禄元年(1558年)に、肝付氏と北郷氏(島津氏)の戦い(戦国の戦い)で戦死した者を葬った『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.28鹿児島県曽於市 大隅町大谷