墓所

豊前国東

自性寺 河童の詫び証文(大分県中津市)

じしょうじ かっぱのわびしょうもん自性寺にある証文(文書)女中(別説では小僧)に憑依した河童のケンヒキ太郎を海門禅師(名僧)が改心させ、詫び証文を書かせたケンヒキ太郎は、壇ノ浦の戦いで入水した平家の武士の生まれ変わりで、人間に戻ろうとして取...
豊前国東

円応寺 河童の墓(大分県中津市)

えんおうじ かっぱのはか円応寺の境内にある墓所住職が川に遊ぶ河童を諭したところ、河童が寺に来て修養を請うた修行を積んだ3匹の河童の頭領は住職より戒名を授かり、その後墓に葬られた(人外の悟り)河童はお礼として寺を火災から守り、その代わり皿の水...
豊前国東

平清経の墓(大分県宇佐市)

たいらのきよつねのはか平重盛の三男・清経(平氏)の墓所一門が九州から落ち延びようとする時、豊前柳ヶ浦で入水自殺した触れると腹痛が起こるとされる(発病)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.100日本伝承大鑑:大分県宇佐市 長洲
臼杵佐伯

内山観音(大分県豊後大野市)

うちやまかんのん正式名称・蓮城寺炭焼き小五郎(炭焼き長者)ゆかりの寺院で、娘の般若姫の菩提を弔うために創建(創建伝説)近くに金(鉱石)を産出した金亀ヶ淵があり、境内には長者夫妻の墓所がある寺宝に龍の尾があり、長者が干拓した湖に棲んでいた龍の...
大分別府

長宗我部信親の墓(大分県大分市)

ちょうそかべのぶちかのはか長宗我部元親の嫡男・信親(戦国武将)の墓所戸次川の戦い(戦国の戦い)で島津軍に敗れた長宗我部信親が討死した場所『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.43大分県大分市 上戸次
大分別府

羽室御霊神社 源為朝十二妃の墓(大分県別府市)

はむろごりょうじんじゃ みなもとのためともじゅうにきのはか羽室御霊社の境内にある五輪塔群(墓所)源為朝がこの付近に城を築き、この地の豪族の娘12名を妻とした伝説が残る実際には当地の地頭職にあった竈門氏一族(地方豪族)の墓群であるかつて境内に...
大分別府

大臣塚古墳(大分県大分市)

だいじんづかこふん百合若大臣の墓とされる江戸時代に塚を修復したところ、人骨や甲冑が発見された(墓所)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.13日本伝承大鑑:大分県大分市 上野丘東
東讃

京の上臈島(香川県直島町)

きょうのじょうろうじまある船乗りが、今日で身請けした上臈(遊女)を船に乗せて帰国した船乗りは心変わりして、上臈を島に置き去りにして出航してしまった残された上臈は島で死に、それ以降、船が近づくことができなくなってしまった(呪い:悲恋伝説)崇徳...
西讃

王尾内記と権太夫の墓(香川県まんのう町)

おうびないきとごんだゆうのはか金刀比羅宮の経営に関して、王尾内記の息子の松太夫と、内記の弟の権太夫が金光院を訴えた(社家)最終的に内記の一族が処刑されたが、金光院で怪事が続いたため、祟りを怖れて墓を建てた墓所は、内記らが処刑された刑場とされ...
西讃

▲姫塚(香川県綾川町)

ひめづか前山の峰にある平家の姫君(平家の落人)がこの地まで逃れてきたが、供の侍が討たれたため自害した墓所とされる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.82香川県綾川町 枌所東